COMPASS高知 道の途中・ゴールを目指して

COMPASS高知、春に年長さんになったお友達がいます。
まだ発展途中ではありますが、笑顔いっぱいで頑張っています。

昨年6月、保護者様に連れられてきたお友達。
小学校には普通級を希望されているので、そのために必要な様々なスキルを向上させたいとご希望でした。
コミュニケーションの円滑さ、勉強面の補完、そして何より集中力がつけば嬉しいとおっしゃっていました。
何事にも自信を持って取り組めるようになって欲しいという願いを託されて始まったCOMPASSです。

通い始めの頃から「緊張する。」と自分の気持ちを表現する事ができたお友達。
かなり語彙数も多く、数も数えられていて会話には困らなかったと言います。
ところが一転、パズルなど手先を使う苦手なものになると、早々に「やめたい。」と投げ出す傾向にありました。

COMPASSがお友達の成長のために考えたもの、それは、ひらがな50音が読めるようになること。
他者との適切な距離感、接し方を知ること、そして、お箸や鉛筆など日常のものがうまく使えるようになることを目標とすることに。

お友達にとって最適と思われる課題は「50音表」「あいうえおの絵本」「絵カード」「数カード」等でのコミュニケーションの向上を目指し、また巧緻性指導として「お箸の練習」などに取り組みます。

保護者様からお聞きしていた様に、やはり集中力が続かない傾向が見られました。
先生と絵本などを読んでいたときでも、不意に思い付いたことをその場で次々に話し出してしまいます。
そのたびに声かけが必要で、引き戻すのに時間がかかってしまいます。
園へお迎えに行ったときも気持ちを切り替えられず、「行きたくない。」と乗車を拒み、気持ちが崩れ、引きずってしまいます。

それでも少しずつ成長が見られ、学習も進みます。
保護者様からも「名前がなんとか書けるようになったことが嬉しい!」と、連絡帳でお知らせ頂きました。

お友達の目標までの期限は、小学校へ入学するまでの1年。
やっと入り口というところですが、課題ごとに集中できることが増えてきた手応えを感じています。
送迎時の切り替えも、話題を変えることで徐々に切り替えられるようになってきました。

お友達も、一番伸びるときを、芽生えの時期を、今、迎えている様です。
継続は力なり、と言いますが、やはり日々の経験を積み重ね、それが日常になり、自分の一部になるまで継続こそ力なのだと改めて思います。
新しい何かを手に入れるためには、馴染んで自分の一部になっているものから「これまで」を手放さなくてはいけません。


手放したその手のなかには、大きな成長に育つ芽生えの種が育まれています。
今はまだ学ぶ姿勢にばらつきが見られますが、少しずつ声かけで切り替えられる場面が増えて行っています。
COMPASSではこれからもゴールを目指し、継続した声かけを行い、お友達の成長を見守っていきます。

COMPASS発達支援センター高知
所在地:〒781-8104
    高知県高知市高須1丁目16-24
連絡先:088-802-5328

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