COMPASS高松 手作り団扇から送る風

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松ではこの夏みんなで「うちわカラフル製作大会」を行いました

先生は事前に数種類の色とりどりのタンポを作りました。
タンポとは絵の具を含ませた綿を丸めて布や皮で包んだものをいいます。
これを紙にぽんぽん押していき、団扇の模様にしていきます。
今回の工作では色の認識を通し、色を選択する判断力、色の組み合わせを通し色を作る想像力を育てることを目標として色とりどりのタンポの中から自分で選んで色や組み合わせを確認していきます。

普段ならテーブルをくっつけて一緒にワイワイ行われる集団活動なのですが、今回は三密を避け、感染症対策に留意し、制作は個別で必ず1人づつ実施することにしました。
時間が重なった場合は、机を離し、距離を離します。
当然、マスクを外しません。
これらのルールをお友達は毎日のように聞いていることもあり、最後まで全員しっかり守る事ができました。

お友達が交代するときは、先生がアルコールで触れる場所をしっかり消毒します。
タンポや作品などは、勝手に触らないように高い場所で管理するように配慮して行いました。

どんなのができるかな?
色は同じでも、雄力の強さや含む絵具の量、配色一つ違うだけで個性的な作品になります。
一人に1セットの材料です。

お友達は恐る恐る、でもニコニコ顔で色を選び、紙に押してみます。
するとお友達は押した色と見た目の色や印象の違いに驚いたり、想像と違って不満な表情を見せたりといろいろな反応がありました。

不満を工夫して、違う色と組み合わせて配色し、意外性を利用して独特の作品にする工夫や発想をするお友達の姿もありました。
発想は自由ですが、分からないことや想像がつかないことがあると、お友達皆は相談や質問をすることができていました。
タンポをただ押すだけでなく、アシンメトリー風だったり、花模様だったり、水玉や生き物の形をイメージして団扇に描き、その想像力の発揮に無限の可能性を感じさせられました。

出来上がった作品を吊り下げて乾かして見ると、ちょっとしたガーランド風にも見えます。
今年は帰省もできないご家庭も多いと思いますが、お盆のひととき、ご自宅ではお友達の手から送られる風を心地よく楽しんでくれたことでしょう。

COMPASS発達支援センター高松
所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 Ⅰ 号棟
連絡先:087-864-5823

(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧