COMPASS高知.Jr 風水害への備え

土曜日のCOMPASSです。
先月末某日、COMPASS高知Jrでもお友達を交えて「風水害」を想定した避難訓練を実施しました。
土佐湾を挟んで弓状に広がる高知県。
台風の通過も多く、湿った気流が流れ込みやすいと言われ、全国で最も降水量が多い地域の一つです。
高知には年間2,000mm〜3,000mmを越える降水があり、このため河川の氾濫や内水氾濫などで洪水被害が起こりやすい地域と言われています。

COMPASS高知Jrのある高知市では、山間部を中心として土砂災害が発生する危険箇所も多いと言われていますが、幸いなことにCOMPASSはどの事業所も土砂崩れによる建物の崩壊被害は起きにくい位置だと思われます。
ただ、少し離れてはいますが江ノ口川とさらに先に鏡川という河川があり、最近の九州などの大雨の事例を考えてみると油断するわけには行きません。

この日の訓練は、まず大雨に対する知識や避難について参加するお友達と事前に学習です。
水害に備えるクイズ形式の本や、実際に発生した高知の大水害に関する記事や写真をお友達に見せたり解説しながら水害の怖さと「その時」がきたら、私たちはどう動けば良いのかなどの対応方法を一緒に学びました。
いつもと違う活動にちょっぴりソワソワした様子も見受けられますが、皆真剣に先生のお話に聞き入り、知っている防災の知識も積極的に話してくれたお友達もいたそうです。

今回参加してくれたお友達は児童1人、放課後4人。
コロナによる飛沫感染を防ぐため、お話を聞くときは距離を一定に保つように椅子を配置、必ずマスクを装着し、不要なおしゃべりをしないお約束をしました。
そして勿論、手洗いとアルコールによる消毒を徹底して臨みます。

今回は「避難勧告」が発令されたと想定、COMPASSから屋外に出て、安全に高台にある避難所へ避難するまでの設定です。
避難場所では点呼の上で訓示を行い、安全に配慮しながら事業所へ戻ります。

事業所の外へ向かう際にはある程度予測していた出入り口での混乱もなく、比較的すばやく安全に避難場所まで向かうことができました。
ただ避難所では到着したことで気が緩んだのか、中には少しおどけてた様子を見せたお友達もいたのだとか。
点呼を済ませ、お友達の体や様子に異変がないかの確認を済ませ、元来た道を戻って行きました。

こうして無事終わった避難訓練。
終了後のミーティングでは「「緊急連絡網」についてはお友達の情報など全てを更新しておくべきだった。」という反省点があり、これについては直ちに更新することで直ちに改善に入るそうです。

「その時」どうするべきか、迅速に動くことができるか・・・もしも多人数がいたら? もしも他の事象も同時に起きたら? などと考えて行くと課題は尽きません。
ただ真摯に考え、訓練を繰り返し「命を守る行動」をしっかりと見据えてCOMPASSの訓練は続きます。

COMPASS発達支援センター高知 .Jr
所在地:〒780-0925
    高知県高知市西町86-1
連絡先:088-855-9338

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧