COMPASS三豊 火災訓練の課題

土曜日のCOMPASSです。
冬に多くなる火事から命を守るためには、速やかな避難が何より大事です。
総務省によると、出荷原因の1位は「たばこ」、2位は「放火」、3位は「コンロ」という結果でした。
COMPASSは児童が対象となる施設ですので「たばこ」は敷地内では禁止されています。
「たばこ」による出火の原因は「不適当な場所への放置」だとされているため、うっかり誰かが敷地内に投げ捨てたりする可能性もないとは言えません。

出火原因2位については、ライターによる放火が主な原因なのだそうです。
この場合は燃えやすいものを戸外に出して置かないなどしか防災準備もままならず、もし悪意ある人間のターゲットになってしまうと、それは避けようのない悲劇であるとしか言えません。
3位の「コンロ」の多くはガスコンロの消し忘れが原因とされます。
COMPASSには火元となるガスコンロはなく、火災の火元になることは考えられませんが、近隣の住宅から燃え広がる可能性も否めません。

決して起きてはいけない「火災」ですが、万一のときのために全国のCOMPASSでは最悪を想定した最善の対応を定期的に訓練しています。
今回の三豊での訓練には児童3人・放課後5人のお友達が参加しました。
コロナ禍での訓練のため、他の事業所と同じように大きな声を出さない、お互いの距離をとる、マスクを外さない、手をよく洗うことを約束して行われます。
お友達には火災についてお話や、避難についての段取りを説明されます。

訓練は、建物内で火災が発生した想定でスマホで警報音を鳴らし、先生が大声で火災の発生を知らせるところからスタートです。
手の空いた先生が素早く消火器を使って模擬の初期消火を行います。
並行して、お友達は他の先生の誘導で靴を履き、屋外に出て列を見出さず駐車場を目指し避難を開始します。
最後には避難場所で点呼し、訓練の終了です。

終了後のミーティングが行われます。
そこで出たのは、火災は急に起こり日常とイレギュラーな対応が求められるということによる課題です。
咄嗟の行動、いつもと違う行動を素直に行うには非常に難しい性質をもったお友達がいるという事実があります。

日々行う活動の中で、ルーティンへのこだわりを手放し、迅速に指示に従うことなど、命を守るための行動が療育を通して行えるように努めなければ・・・という意見の一致をみてミーティングを終えました。
これからは日常の療育もお友達の成長を願い、命を守る行動を意識していきます。

COMPASS発達支援センター三豊
所在地:〒769-1502
    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
連絡先:0875-23-6088

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