COMPASS下関 不審者対応訓練

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS下関では、先日「不審者対応」訓練が行われました。

訓練の流れはこうです。
まず事業所外から突然不審者が侵入、気づいた先生が避難時の合図の言葉で全体に知らせ、児童は奥に避難。
そこで先生は刺股を使用、不審者の防御に当たるというものです。
勿論、コロナ禍の訓練になるのでお友達も先生も絶対にマスクを外さないことを心がけます。
さてパニックになり、動けないようなことはないだろうか・・・気がかりはあったものの、ついにドキドキの訓練が始まりました。

今回参加するのは児童が2名、放課後が11名です。
いつものようにCOMPASSで過ごすお友達、その穏やかな風景が突然の音で破られました。
不審者(役)が立てる大きな音に驚くお友達の驚く顔。
先生たちは大きな声で、急いで皆を奥の部屋へ誘導します。

ほとんどのお友達は、先生の話をよく聞き、迅速・安全に避難することができました。
しかし中にはあまりの驚きにひとり部屋から廊下へ飛び出してしまうお友達。
それをすぐさま先生が追いかけ、無事に皆と一緒にCOMPASSの奥の部屋へと向かいます。

また別のお友達は不審者の姿に怯え、地震時のように机の下に隠れたきり、なかなか出て来られません。
すっかり固まってしまっていたので、咄嗟の判断で先生が抱き抱え、何とか奥へと避難したのだそうです。

パニックになり部屋から出ようとするお友達への対応、動けなくなってしまうお友達への対応など今回は学びがとても多かった訓練でした。
先生たちはどんなときもお友達を守れるようもっと目を配り、日頃から常に伝え、考えておかなければと反省したそうです。
また、避難時の合図の声が奥の療育室までよく届かず、様子がわからないという状態もありました。
指示や状態が良く伝わるように、大きな声で明確に伝えなければいけないと感じたそうです。

不審者の子供たちに被害を与える事例はなかなか減りません。
声かけ、付き纏い、待ち伏せ、車両への誘い込み、痴漢、露出、盗撮、覗き見や暴力行為などが報告されていますが、その中でも「声かけ」が3割以上を占めているのだそうです。
被害に遭う子供の性別は関係なく、子供だけで行動するようになる小学生以上の被害が増加しており、抵抗力も弱く、危機回避能力が身についていないこの時期の子供達は、特に大人の見守りが必要だと言えます。

時間帯では登下校、帰宅時の被害が約6割を占め、自宅でも一人でいる時に被害に遭いやすい傾向にあり、場所は路上が7割です。
ひとりで出歩くようになる小学生以上には「いかのおすし」という標語を守ることが命を守ることに繋がることをCOMPASSでも常日頃から伝え、最大限の危険回避行動が取れるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター下関
所在地:〒751-0849
    山口県下関市綾羅木本町2丁目2−1
連絡先:083-227-4328

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧