COMPASS枚方 温かな見守りのなかで

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS枚方に平成30年5月から通い始めたお友達、これまでも数回ブログでご紹介していますが、この春から小学生になりました。
保護者様の願いは、身辺自立、発語、コミュニケーションが取れるようになってほしいというものでした。

通い始めはCOMPASSになかなか馴染めず、送迎の先生を見ると泣きじゃくって嫌だと訴え車に乗らず、泣きっぱなしで1日終わることもあり、泣いてばかりだった一か月。
癇癪もひどく、指示も通らないことが多かったそうです。

やがて自分の気持ちと折り合いをつけ、渋々送迎車に乗り込む様になったお友達でしたが、COMPASSでは着座どころか頭を床に打ち付けたり、自分を引っ掻いたりと自傷行為もみられ、どうしても自分の思いを通そうとすることが度々あったそうです。
思い通りにならなくて、想いを伝えたくても言葉が出ず、先生はお友達が辛いことも、悔しいことも十分わかっていました。

先生は泣いているお友達を抱き上げてあげたかったし、優しい言葉で慰めることもできたでしょう。
ですがどんなに癇癪を起こしても、泣いても、先生たちは動じず、お友達のために優しくて毅然とした態度を崩すことはしませんでした。

やがて徐々にお友達の癇癪が減っていきました。
次第にCOMPASSでも座れる様になり、好きな絵本を見たり、トングを使った練習をおこなったり、カードでの発語の練習を繰り返していきました。

COMPASSに通い始めた翌年5月、お友達の様子に少し改善が見られる様になり、発語から単語、単語から二語文・三語文が言える様になり・・・
小学生になった今、オウム返しも残っているものの、ようやく保護者様が願っておられたコミュニケーションが取れるようになってきました。

お友達は学校でも頑張る姿を見せてくれているのだそうです。
利用開始以来、保護者様はCOMPASSに深いご理解とご協力を寄せられ、事業所に度々感謝の言葉も頂戴しています。

周りの温かい見守りの中で、ひとたび芽吹を迎えたお友達の可能性はどこまで広がるのでしょうか。
もっと滑らかなコミュニケーションを、もっと沢山の語彙の増加、もっと多く識字できるように、数の概念と認知が進むように、そして更に優しさや思いやりを表現できるようになり、ひとりで出来ることを増やして、また新しい成長を見せてくれることが楽しみで仕方ありません。

COMPASS発達支援センター枚方
所在地:〒573-0007
    大阪府枚方市堂山1-44-10
連絡先:072-845-4428

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