COMPASS佐賀中央 そして笑顔に

水曜日のCOMPASSです。
佐賀中央に昨年10月から通い始めたお友達。
保護者様は発語の不明瞭さの改善、また自分でトイレにも行けるようになって欲しいと願っておられました。
個別支援計画には正しく発語できる音を増やし、語彙力を増やして話せるようになること、また新しい環境に慣れてお友達と仲良く過ごし、トイレにも行けるようになることを目標としました。

当初のお友達には自発的な発語はなく、何かを指さして「あ、あ」と言う発声は聞くことができました。
先生が「トントン」と言いながら手を添えてプリントに点描をする際、その声を真似して小さく「トントン」と言えたそうです。
カードなどを示してものの名前を言うように促しても、単語の発声はできなかったのだとか。

トイレの習慣を促すために来所後すぐにトイレに誘うとトイレの部屋に行くことはできました。
更に便座に座ることはできたものの、用を足すことまではできなかったそうです。
オムツの中に出ても先生にそれを教えることもありませんでしたが、できるだけトイレ行けたとき、便座に座れたときも大仰に褒めるように心がけました。
トイレで用を足すことができるよう、来所時、お昼ご飯を食べた後、帰る時は必ずトイレの習慣化を促すように図りました。

お友達にたくさんの言葉を覚えて発音してもらえるよう、プリントのイラストや絵カードを使って繰り返し名称や数を伝えました。
絵に描かれているものの名前や数を伝えても、お友達は黙ったまま反応することはありませんでした。

点描や線描でも「とーまーる」などと必ず声をかけながら手を添えたり、見守りながらも声をかけ続けます。
また「ひらがな表」を使い、文字のひとつ一つを指さしながら先生が発声のお手本を見せていき、「あ」など、ほんの少しの反応や発声でも大喜びで褒めるように努めました。

こうして半年ほどが経った頃、繰り返しの成果が現れていきます。
徐々に先生を真似して「とーまーる」と復唱したり、「おおい」「すくない」「みじかい」などの単語の発声が聞かれるようになりました。

ひらがな表を使いながら、自分の名前を探して言えるまでになりました。
そればかりでなく「いっしょにあそぼう」とCOMPASSのお友達に話しかけることができるようになりました。
「おしっこ!」と先生に伝えてくれるようになり、トイレに行けるようになり、便座に座って用を足せるようになりました。

お友達は送迎車の中で嬉しそうに笑顔でいるようになり、帰る時も笑顔で手を振ってくれるようになりました。
療育中、先生が「ここは、ぐるぐるだよ」と描き方を教えると、お友達も「ここは、ぐるぐるだよ」とそっくりに言い方を真似をする様子がとても可愛らしく、成長を感じられた嬉しいひとときだったそうです。

今お友達はまるでスポンジのように吸収する時期を迎えています。
目下の目標は「ひらがな」のマスター。

会話では今後も楽しい学習を通して、思いを伝えられ、相手の気持ちもわかるようにと会話の上達を図り、お友達同士の楽しいコミュニケーションに繋がるように諦めず、繰り返し何度でも挑戦する先にお友達の未来は無限に広がっています。

COMPASS発達支援センター佐賀中央
所在地:〒849-0922
    佐賀市高木瀬東1丁目1-6-1
連絡先:0952-97-7358

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧