COMPASS古賀 穏やかな成長と最高の笑顔へ

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS古賀に通うお友達は小学校2年生、昨年夏から通い始め、2回目の冬を迎えようとしています。
保護者様によれば、お友達はこだわりが強く、物事の整理整頓や切り替えも難しく、自分の流れを崩されると癇癪を起こしてしまうことがあり、また学習では集中が続かず、学んだことを忘れてしまいがちで、運動も苦手だと言います。

保護者様は「物事の順番、流れ読み解けるようになって欲しい。」また「落ち着いて行動できるようになり、自分から声を掛け、人との関わりを持てるようになって欲しい。」と願っておられました。
このため個別支援計画には楽しい毎日を送るために「できる喜びを実感し、自己肯定感を高め、不安を感じたら自分の気持ちを伝えて相談できるようになること。」が目標とされました。

小学生のお友達とは着座姿勢で机上で月例プリントを行い、算数や国語の学習支援を課題として計算カードや絵カード、書き取りなどで取り組み、段取り良く学習を進め、集中力の向上を目指します。
また、お友達同士の交流を目指しながら集団ゲームなどを組み込んでいきました。

嬉しいこと、辛いこと、助けて欲しいことも、気持ちは言葉にして伝えないと誰にもわかってはもらえません。
それなのに、お友達は助けてほしくても自分から発信できません。

そこで先生は、自分から発信できるようになり、気持ちを相談できるように話すきっかけを探りながら機会を作り環境を整備していきました。
例えばカルタや椅子取りゲーム、都道府県すごろくなどで活発な発言を誘うように試みます。
このほかにもワーキングメモリーの強化を狙って、神経衰弱やフラッシュカードなどで記憶し、楽しい記憶と共に事象を記憶し、それを思い出す作業を繰り返していきました。

週に3・4日の利用で2ヶ月経った10月くらいでしょうか。
お友達は集中が続かなかった繰り上がりの計算カードもスラスラと言えるようになりました。
集団での活動でも楽しく参加し、小さなお友達にも気遣う声を掛ける姿が見られます。
難しいと感じると嫌がっていた課題も、じっくり頑張って最後まで取り組めるようになり、癇癪も少しずつ見られなくなりました。

繰り返した学習課題の成果が見られるようになり、理解し、意識して覚えることで、学習に対する意欲も見られるようになりました。
「物事の順番や流れを少しずつ把握できるようになり、お家でも成果が見られるようになりました。」と保護者様からも嬉しいご報告をいただきました。
先生から見ても、気持ちの切り替えスムーズにできるようになり、進んでお友達の輪に入っていく姿もたくさん見られるようになり、大きな成長を感じていると言います。

COMPASSではこれからも人との会話を楽しめるよう話しやすい環境作りと声掛けを続けていきます。
それは小さな一歩からだったかもしれません。
それでもコツコツ繰り返す学びは「やってみる」「できた!」「楽しい」という成功体験から達成感を得て、穏やかな成長と最高の笑顔へと繋がっていきました。
来年は小学校3年生になるお友達、進級までに生活面や学習面でできることを増やし、自己肯定感を高める取り組みは、きっと素晴らしい未来へと繋がっています。

COMPASS発達支援センター古賀
所在地:〒811-3104
    福岡県古賀市花鶴丘1丁目7番5号一丁目ビル1F103号
連絡先:092-410-2348

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)

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