土曜日のCOMPASSです。
COMPASS古賀のお友達は、日頃の学習で覚えたひらがなで作った短文を画用紙に書き込んでいます。
この紙は実は「カルタ」とその「読み札」になるのだそうです。
この日は皆で一緒に遊ぶための準備として手作りのカルタを作っています。

かるたとは読み札と絵札に分れた2種類の札を使って遊びます。
床面に並べられた絵札から読み手が朗読する「読み札」の示す札を素早く探し、いち早く取ります。
読み手の札がなくなるまで続けられ、最後に多く札をとった人が勝ちとなるゲームです。

今日の集団活動は、お友達が自分たちでカルタの「絵札の意味」を考え「文章を作る」というオリジナリティに溢れたワクワクでいっぱいのイベントです。
日頃から頑張っている日記や作文で培った文章構成や、ひらがなをしっかり丁寧に書くことの大切さを学ぶ機会となります。

更に実際にお友達の「絵カルタ」を使って遊ぶという場面では、言葉でのコミュニケーションや、問題解決の力、空間把握の力を養う狙いも秘められています。

さていよいよ実践！
お友達は自分たちで作ったカルタの文章を交代で読みながら思っていた以上に札を取ろうと集中してカルタを見つめています。

中には文字の形が分かりづらくてうまく読めない札もあって、文字が正確で丁寧に書けているといかに読みやすいのかを体感！
その札の書き手はちょっと反省した様子です。

いつもは勝ち負けにこだわりすぎるお友達も、今日のカルタでは、自分達の思いのこもった札のやりとりの中で、とても繊細にルールを守ることや、勝負よりうまくゲームが進行することに集中して、楽しんで札を取っていました。

改めて札を見てみると、初めての文字からイメージして札を作る作業は日頃の療育の成果がバッチリ現れて、お友達の素敵な言葉が溢れていました。
カルタらしくリズム感にこだわった文章を作ることも先生達の想像の上をいく素晴らしさでした。
何よりカルタを囲み、あまり関わったことがないお友達とも活発に楽しいコミュニケーションが取れて、真冬なのにここだけは笑顔いっぱいの花が咲き、本当に楽しいひと時となりました。

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