土曜日のCOMPASSです。
COMPASS小倉北では3月22日、23日、24日、26日に就学するお友達のお別れ会をしました。
この春23名の年長さんを送り出す小倉北ですが、コロナ禍でありながらも就学するお友達も、見送るお友達もみんなが参加できるようにと、少人数で4回開催です。
お友達に楽しんでもらおうと「風船バレー」「動物バスケット(フルーツバスケットの動物版)」「積み木タワー」「玉入れ」の4つのゲームを楽しんだ後は、卒園するお友達へは先生手作りの卒園アルバムとお花をプレゼントします。
巣立っていく年長さんだけでなく、2歳児さん、年少さん、年中さんが一緒に楽しむことで「来年は僕も、私も年長さんのように…」と憧れるような思い出になってくれたらと願いを込めたグループに分け、この年齢差のある組み合わせをしたことで、年長さんが小さいお友達のお世話をしてくれたり、小さいお友達が年長さん達をお手本にやってみようとする姿が見られました。
「積み木タワー」は制限時間が30秒というゲームで、この短時間でチームで力を合わせて、いかに高いタワーを作るかを競います。
日頃から巧緻性の図形や指先トレーニングをしてきた成果が見られ、ユニークな発想で組み上がるタワーに先生もびっくりです。
「玉入れ」は先生がジャンプ傘を逆さまにして構え、その中に丸めた新聞紙ボールをガンガン投げ入れてその数を競います。
ゲームの最後に入ったボールの数を数えるのですが、これまで毎日頑張ってきた数量把握の成果で、投げ込まれたボールの数を50個ほども数えることができていたそうです。
勿論ゲームなので勝ち負けもあり、勝った喜びでジャンプしたり、負けたお友達が涙してしまったりすることもありました。
COMPASS歴の短いお友達は半年から1年、長いお友達で5年間もCOMPASSで頑張ってきた年長さん達です。
勝負の勝ち負けどちらの場面でも、共に喜んだり、慰めたり…、それぞれの課題はありながらも通い始めた頃とは違う「お兄さん・お姉さん」の顔を見せ、それぞれの成長に先生も胸が熱くなったと言います。
年が明けると「ランドセルは〇〇色!」「おじいちゃんが買ってくれた!」と入学を心待ちにして飛び切りの笑顔で話すお友達。
3月になると卒園式の練習も始まり「ともだちになるために」「虹の向こうに」「さよならぼくたちのようちえん」を歌う姿に、お別れも現実的になり寂しくなって来ます。
「ひらがなのおけいこ」を通してひらがなの読み書きができるようになって仲良しのお友達や先生にお手紙を書いてプレゼントをしてくれたお友達がたくさんいます。
「カタカナのおけいこ」へ進んで、カタカナの読み書きができるようになったお友達もいます。
「かずのおけいこ」を通して10までの数認知だけでなく、合成分解へと進んで足し算引き算もできるようになったお友達もいます。
毎日COMPASSで頑張り、最難関のプリントまで終わり、小学生用の教材に挑戦できる様になったお友達もいます。
多くの保護者様は「普通級に行けるように」と願いを話されます。
それが叶えられるようにと、個別療育でプリント、ひらがなのおけいこ、かずのおけいこを基本に国語・算数の土台を作りながら理解力向上を目指した学習支援。
集団活動では、就学後に必要なスキルの習得を目指しながら、40分授業に対応できるように立腰姿勢での着座姿勢や集中の維持、一斉指示理解にも力を入れています。
そして、23名の年長さんを送り出した今年は「普通級進学」が11名、そのうち1名は受験を経て私立小学校への進学が決まりました。
保護者の方の願いが叶うよう、子ども達がスムーズに小学校生活をスタート出来るように取り組んできた結果が花開いたのだと思います。
初めは走り回り、座れなかったお友達も、ポジショニングが取れずに指示を受け付けなかったお友達も、諦めて投げ出していたお友達も、おもちゃを取り上げてしまっていたお友達も、言葉が出なかったお友達も、ご家庭でも保護者様と一緒に頑張っていたお友達も、どのお友達も笑顔で入学式を迎えることが出来て、寂しい気持ちよりも、安堵の気持ちと嬉しさでいっぱいになりながら、誇らしくその姿を見送ります。
そして、見送った後にはまた新しい未来の顔がやってきて、繰り返す営みが始まり、来年のこの日を迎えるために心を尽くして支援を続けます。
COMPASS発達支援センター小倉北
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