COMPASS古賀 就学までと、小学生になって(1)

昨年の5月からCOMPASS古賀に通い始めたお友達、春から小学生になりました。
思いを言葉にできず、気持ちの切り替えが苦手なため、いつも家庭では癇癪を起こしてばかり…。
COMPASSに来たとき着座を促してみたのですが、周囲が気になるようで、気が散って目の前の課題に集中できなかったそうです。

保護者様は就学するお友達が、穏やかになり、癇癪を手放して気持ちを切り替えられるようになり、落ち着いて物事に取り組めるようにと願っておられました。
そうです、翌年には1年生になるお友達。
これまでと違って集団で長い時間を過ごす学校生活。
しっかり座れて、授業を聞く姿勢ができていること、会話の力、友達同士思いやりのある行動が身についていれば、毎日が楽しくて仕方ないという日々を送るための基礎ができます。

支援計画は、強みを伸ばしながらできることを増やし、自信をつけることから始め、そして思い通りにならないときにも気持ちが切り替えられるようになること、また言葉で気持ちを伝えられるようになることを目指します。
個別の課題としては、あいうえお表の暗唱や、数唱、書写、COMPASSのプリント、日記でその日の出来事を自分で文章にし、表現する練習も行われまます。
学校で困らないように日常生活動作もしっかりできるよう学んでいきます。

また、お友達の気持ちを表す語彙力の不足を解消するために、絵本の読み聞かせをたくさん取り入れました。
言葉で状態や気持ちを表現する楽しさを感じ、充実感を味わえるよう、何度も実践していくうちに、お友達は自分で気持ちを様々な言葉で表せることに気付いていったようです。
ただ、知識として言葉を得ただけでは、会話の力、想いのやりとりは机上では学べません。
そこでお友達には実践を多く取り入れました。
自分の思いや考えを相手に話したり、人の意見を聞いて考えたりできるように、小グループでの療育時間を増やし、集団でのレクリエーションへの参加を促していきます。
季節は春から夏へ移り、お友達が幼稚園最後の夏休みを迎える頃には少しずつ変化が現れてきました。

COMPASS発達支援センター古賀
所在地:〒811-3104
    福岡県古賀市花鶴丘1丁目7番5号一丁目ビル1F103号
連絡先:092-410-2348

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