COMPASS高松 今、新しい目標へ(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松に通い始めて、今月でちょうど7年目に入るお友達がいます。

通い始めた頃、お友達は5歳。
発語はありましたが、早口で言葉が不明瞭だったため、聞き取りづらかったと言います。

あまり体力がなく、活動中でも疲れて眠ってしまうこともあったそうです。
また自主的にお友達と関わる様子も見られませんでした。

保護者様は言葉が聞き取れるようになり、体力もついて、お友達同士でコミュニケーションが取れるようになってほしいと願っておられました。
支援計画では、お友達がCOMPASSに通うことに慣れ、正しく座れるようになることを最初の目標にしました。

お友達が少しずつ活動に慣れていきながら、正確に発音出来るようになり、学習や遊びへの関心や興味を広げられるようになることへとステップを上がっていき、やがてお友達同士で関わり合えるようになることを目指します。

短時間しか集中が保てないこともあり、くるくると課題を変えていった先生。
来所するたびに、発音を明瞭にするための口腔体操や発音練習が行われ、あいうえお表唱和、加えて語彙の獲得のために音読・絵カードなどが展開され、体力の向上を目指してリトミックも取り入れられました。
他にも巧緻性の向上のために指先を使った訓練、そしてひらがなのなぞりから学習を始めました。

当初お友達はどの活動においても積極的にノリノリで取り組んでくれませんでした。
COMPASSに慣れてくると、次第に笑顔を見せるようになったお友達ですが、活動への意欲は見られません。
さらに体力が無いために、学習課題で着座してもすぐに姿勢が崩れ、集中が途切れてしまいます。
その都度、先生は笑顔で励まし、もう一度座って頑張れるように、何度も優しく声を掛け続けました。

日々お友達との活動は続きます。
通ってくるうちに先生の指示がわかり、課題の取り組み方もすっかりマスターしました。
お友達の心も成長を見せ始めたのですが、それがそのままイヤイヤ期のような状態になり、何にでも抵抗を見せる時期があったのだそうです。

そんなときも先生は優しく嗜めながら、言い方を変えて課題を提案したり、気分転換に誘ったり、お友達の好きな遊びを活用して「これが終わったら〇〇して遊ぼうね。」と促したりして、お友達の気持ちが切り替わるように導きました。

通い始めた翌年、お友達は小学校に入学します。
そして少しずつ行動も言葉も変化していく様子を見せ始めるのでした。
(後編へ続きます。)

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