COMPASS大村 ひとりから皆と一緒へと(1)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村のお友達、通い始めてからもうすぐ5年目の夏を迎えようとしています。
通い始めたのは小学校4年生の夏休み、そして今お友達は中学2年生になりました。

ご相談に来られた保護者様は、お友達同士でコミュニケーションを上手にとって欲しいということや、好きなことには集中できるものの、興味のないものには見向きもしないところがあるので、いろいろなものに関心を持ち、視野を広げてほしいというご希望でした。
また、やらなければいけないことでも取り掛かるまでに時間がかかり、自宅では一向に学習が進まないそうで、きちんと約束を守って学習を終わらせられるようになってもらいたいとも願っておられました。

個別支援計画では、まずはCOMPASSに通うことに慣れ、目標を持って課題の学習に取り組めるようになること、そしてお友達とも上手く会話が出来るようになることを目指します。
やがて、自分が考えていること以外の指示を出されても素直に取り組むことが出来るようになり、やがて集団生活の中でコミュニケーションが取れるようになってほしいと願います。

お友達はどちらかというと消極的に見えました。
尋ねると答えてくれますが、自発的に話しかけたり質問したりといったことはなかったそうです。

通い始めたとき小学校4年生だったため、個別指導での課題はCOMPASSのオリジナルのプリント以外にも、学校の主要教科である国語や算数、社会などの教科の補完としてワークなどを取り入れて机上での学習を中心に行いました。
苦手な教科や課題になると、やはり途端に鉛筆が止まる傾向がありましたが、励ましながら最後まで取り組むように導いていきました。

COMPASSの同世代のお友達や先生達とのコミュニケーションが活発ではなく、苦手意識のためか参加を躊躇う様子があったのだそうです。
それでも人との関わりや集団活動を一歩でも前に進めたいと考え、レクリエーションや年間行事、屋外活動などへの参加を繰り返し誘ったそうです。
集団活動へ何度拒否されてもまた誘い、声をかけ、また嫌がられても、改めてまた誘うという繰り返しが行われました。

お友達が根負けして仕方なく集団活動に参加するお友達ですが、活動内容に関わらず萎縮してしまい、消極的になりがちでした。
そこで、先生達はブーメラン製作、ゲームや遊び、卓球、けん玉などお友達の好きなものを一緒に取り組み、少しずつ精神的な迷いがほぐれていくように努めました。
そんな取り組みが続き、少しずつお友達の集団活動や周りのお友達との関係に変化が起きていきました。
(後編に続きます。)

COMPASS発達支援センター大村
所在地:〒856-0832 
    長崎県大村市本町259-1-2F
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