COMPASS大野城 日を追うごとに(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS大野城のお友達、利用開始から2ヶ月ほど経つと、離席の回数が減ってきました。
離席しても抱きかかえて戻すこともなくなり、先生の声掛けだけで気づき、席に戻れるようになりました。
保護者様がいないと環境で不安でいっぱいのお友達は、先生にべったりついてまわっていましたが、その行動からも卒業できたようです。

ひと月が過ぎると周りのお友達も目に入るようになり、微笑んだり、手を握ったりというコミュニケーションが認められるようになりました。
2ヶ月目になると、来所時に先生に「おはよう」と話しかけ、帰る際に他のお友達に「バイバーイ」と手を振る様子も見せるようになりました。

泣いているお友達をじっと見つめて『大丈夫?』と声を掛けて頭を撫でたり、COMPASS到着したお友達を見かけると『おいでー!』と声をかける姿も見せ、楽しそうにノリノリで一緒にダンスを楽しむ様子を見せています。
この頃には『赤、青、緑』の識別ができる様になり、色を塗る際に『み・ど・り!』と発しながら自分自身で緑の鉛筆を選択できるようになっていました。

お友達はよく先生の口頭指示に反応するようになり、姿勢が崩れても先生が『ピシッ!』と声をかけると、手を膝の上に置き、背筋を伸ばす姿勢が取れています。
注意が逸れがちではあるものの、着座姿勢が維持できる時間がぐんと増え、1時間程度は活動出来ています。
当初は『ありがとうございました。』の『た』だけの発声しかできなかったお友達ですが、最近は先生が「ご挨拶をしましょう。」と伝えると『ありがとうございました。』と言えるようになりました


また、課題をやめたいときは『お・し・ま・い!』、パズルが完成したときには『で・き・た!』『完成!』『すごい!』『これ、難しい!』『もう一回!』など自発的な発語が増えました。
色の識別も『赤、青、黒、白、黄、緑、ピンク、水色、紫』まで言えるようになり、日々どんどんできることが増えてきています。
保護者様が望まれていた「二語文」も出始めていると言います

ひとりではお弁当も完食できなかったお友達ですが、先生が付き添わなくてもおかずを食べられる量が増えてきていると言います。
服や靴の更衣も少しずつできるようになってきました。
自宅でも食事をあまり食べないのだそうですが「COMPASSではしっかり食事を摂れていて、身の回りのことも以前よりできるようになって成長を感じています。」と保護者様からも嬉しい言葉をいただいたそうです。

お友達は他のお友達と仲良くできているものの、まだ物の貸し借りはうまくできていません。
他のお友達が使っている道具を無言で取ったり、「貸して」と言われても貸せないことがあるのだそうです。
お友達と関わるうえで大切な譲り合いの課題を克服し、着座時間を更に伸ばすこと、二語文、三語文を話せる頻度が増えるように導いていきたいと願っています。
日を追うごとに小さな成長のカケラを振りまくお友達には、これからは以前のようにべったりと付き添うばかりでなく、これからのステップは、成長への道筋をつけながらすぐ側で温かく見守っていきます。

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