COMPASS唐津思いやる心を（２） | COMPASS（コンパス）発達支援センター

COMPASS唐津　思いやる心を（２）

2022年9月24日

土曜日のCOMPASSです。
唐津のお友達にも時間は流れ、春・4月、お友達は小学校へ入学しました。
ピカピカのランドセル、新しい通学路、初めての校舎、教室、新しいクラスメイト、そして園とは違う時間の流れ、給食の提供と、全く新しい環境の真っ只中のお友達です。

2月から2ヶ月余りの学習で、ひらがなの読み書きにもだいぶ慣れて自信を得られていたお友達。
それが背中を押してくれたのか、全てが違うこの新しい環境でも新しいお友達と仲良く過ごせていたようです。

COMPASSも放課後の限られた時間での利用となりましたが、個別指導での１つ１つの課題へもしっかりと向き合い、また集団活動では人の話を聞くよりも自分の意見を通そうとする様子に少しずつ変化が見られるようになっていきました。

利用開始から半年が経った8月頃には、あれほど苦手だった「まず相手の話を聞く」という姿勢が確立してきました。
お友達の楽しみでもある制作でも、先生の説明を口を挟まずに最後までよく聞いてから活動に取り組めるようになりました。
学習の時間でもこの姿勢が功を奏し、しっかりと目の前の課題に取り組めるようになってきました。

相手と自分の意見が違うと手をあげて叩くような場面も見られていたお友達ですが、次第に集団活動でお友達との意見を交わす際にも、お友達の話をきちんと聞いて、そのうえで自分の気持ちを伝え、話し合う姿も見られるようになってきました。
保護者様もお友達が学校でもクラスメイトと仲良く過ごせている様子をとても喜んでおられます。

人と関わることの学びは、とても奥の深い課題です。
人には感情があるため、感情がぶつかると、トラブルや諍いになることもあります。
これからも人の考えに協調することや、誰かと協働作業をすることをCOMPASSでの活動を通してたくさん経験していきながら、相手を認めながらもしっかりと自分の意見を伝えられるように導いていきます。