COMPASS枚方 その道の途中の景色…(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS枚方に通うお友達、2018年5月の年少さんから通い始めて5年目、現在2年生です。
当初のお友達には発語が無く、また衝動性が強く、落ち着いて取り組みができませんでした。
通い始めはCOMPASSになかなか馴染めず、送迎の先生を見るだけで泣きじゃくり、嫌だと訴え、車に乗らず、泣きっぱなしで1日終わることもあったそうです。

お友達の頑張りは昨年のブログでもご紹介しています。
最初の難関だった送迎車については、お友達は自分の気持ちと折り合いをつけ、渋々送迎車に乗ってくれるようになりました。
しかし事業所に着いても癇癪がひどく、指示も通りませんでした。
着座どころか頭を床に打ち付けたり、自分を引っ掻いたりと自傷行為もみられ、頑固に自分の思いを通そうとするお友達。
思い通りにならず、想いを伝えたくても言葉が出ず、先生はそんなお友達を優しく、しかしブレない毅然とした姿勢で見守るしかありませんでした。

通い始めた頃の保護者様の願いは「言葉が出るようになり、コミュニケーションが取れるようになってほしい。」というものでした。
課題だった言葉については通い始めて半年経った頃から発語が見られるようになり、1年経つと二語文・三語文へと成長してきました。
小学生になるとコミュニケーションが成立するようになりましたが、時折オウム返しも残っていました。
現在もスムーズな楽しい会話を目指しながら取り組みは続いています。

COMPASSでは半年ごとに保護者様のお気持ちをうかがい、支援計画を見直しています。
最近の保護者様の願いは自制心を育ててほしい、そして何事にも丁寧に取り組めるようになってほしい、そして自信を持ってほしいというご希望でした。
そこで今回はまず継続して会話を課題として、周りの人との会話を楽しむことを目標にしました。
保護者様の願いでもある「自信をつけてもらう」ためにもお友達がひとりでできることを増やし、衝動や気持ちを抑え、忍耐強く最後まで取り組んで完成させることを目指すことにしました。

お友達は絵本が大好きでした。
絵本を通じて語彙をたくさん獲得し、ひらがなも読めるようになり、余暇の時間にもひとりで絵本をめくりながら、絵本のお話を口にする姿が見られるようになっていきました。
小学校に上がってからも苦手なことは数に関すること、そしてお友達同士の関わりです。

言葉が出るようになってからはそれまで関心のなかった他のお友達と関わろうとする姿も見せるようになりましたが、相手の状態はお構いなしで、ニコニコしながらずんずん近づいてしまいます。
それでお友達との小さなトラブルになることもあったのだとか。
また、実は数もしっかり覚えていて、足し算、引き算はあっさりできることが多いのですが、自信が持てないお友達はこれで正しいかと聞いてきたり、わかっているはずのことでも教えてほしいと言いにきたりしていました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター枚方
所在地:〒573-0007
    大阪府枚方市堂山1-44-10
連絡先:072-845-4428

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