COMPASS本部教室 「僕頑張るよ!」と笑顔になって(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部教室のお友達が通い始めて2ヶ月が経ち、その頃から変化がたくさん見られるようになりました。

お友達が苦手と感じていた学習でも、躓いたところまで遡り、常に先生と向き合って一つひとつ解決を目指していきました。
取り組み続けたことで、分からなかったことがたくさん解決していき、お友達は次第に学習への意欲を見せ始めます。

その影響はCOMPASS以外でも現れ始め、学校でも発表ができるぐらいに自信を見せるようになってきました。
この頃からは、自分から別の小学校のお友達とも関わろうとして、おしゃべりする様子を見せるようになり、学習だけでなく全ての活動への意欲が見られるようになってきました。

通い始めた頃は、学習となると取り掛かる前から「解らない」「やだ」などの発言が頻繁に聞かれていましたが、最近ではそんな後ろ向きな発言はすっかり鳴りを顰めています。
また、他のお友達との会話でも言葉が柔らかくなってトラブルが減ってきているのだとか。
ある日の余暇の時間のことですが、数人でサッカーをやろうということになり、サッカーが得意なお友達は周りのお友達にルールやボールの蹴り方を教えてあげたり、安全に遊ぶためのやり方を皆で話し合って決めたりと、これまでは見られなかった集団行動でのふれあいが見られたといいます。

先日ら送迎にうかがった際に「小学校の授業で発表ができたみたいです。COMPASSに通い出して学習に対しての姿勢が変わってきているように感じています。」と保護者様から言っていただきました。
自信が付いてきていることを感じてくださっていて、お友達の前向きな姿や取り組み方への変化を喜んでおられたそうです。

もうひとつ、保護者さまの願っておられたコミュニケーションスキルに関してはまだ課題が残ります。
ただ、まだ時折ある好ましくない発言や行動についてはどの先生も気をつけていて、その都度必ず対話し、振り返りを継続しているため、次第に減ってきています。
お友達のその変化に伴い、お友達の周りには仲間が増えてきて、集団活動でも皆と仲良く活動できるようになってきました。

受け入れたくない、勉強はやりたくない、難しい・・・と感じ、そう思い込んでいたお友達。
COMPASSがほんの少し解決への道を示すと、お友達を覆っていた硬い殻が割れ、実は中にちゃんといたやる気が顔を出し始めました。
まさに啐啄同期ともいうべき瞬間が訪れ、お友達の未来を照らし始めたようです。
「勉強、僕がんばるよ。」そんな前向きな発言を聞けるまでになっています。

COMPASSではこの機会を見逃さず、このまましっかりと積み上げていけるように継続して支援に取り組んでいきます。
人との関わりについてはまだまだ学んで欲しいことがたくさんありますが、タイミングを見ながら少しずつ成長を促していきたいと思います。

やがてお友達の課題のステージが上がり、社会性の向上やコミュニケーション能力の向上も目指しながら、これからもお友達の頑張りを支えていきます。

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