COMPASS大野城 目指しているのは・・・(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS大野城のお友達の発語への歩みは続いています。
こだわりが強く、気に入らないことには泣くか激しい拒否を示していました。
そんな様子が変わってきたのは通い始めて2年半ほど過ぎた昨年の夏ぐらいからでした。

この頃からお友達の中で自信がみられるようになり、偏りなくいろいろな活動へ挑戦できるようになってきました。
導入はお友達が好む活動から始め、気持ちをノリノリにして課題に取り組むように心がけました。
ドアを開けては泣き、課題を見せると嫌だと泣いていたお友達なのですが、今はもう、泣かなくなりました。
大好きな遊びに夢中でも、先生の声掛けで切り替えられるようになってきました。

生活動作の練習も繰り返し行ってきました。
トイレではトイレに行きたいと伝えてくれるようになり、またトイレで排泄出来る様になってきました。
地道に練習を繰り返してきた衣類の着脱も、自分で出来るようになってきました。

お友達は毎回お弁当を持ってきて、食事をとる練習をしていましたが、好き嫌いが激しいうえに自分で食べることができませんでした。
それが、ご飯を自分で箸で食べられる様になりました。

語彙を獲得するための絵本や絵カードをたくさん活用し、機会を逃さず話しかけ、たくさん褒めて言葉のやり取りを試みていきました。
やがてお友達の言葉の理解が進み、次第に言葉だけの指示でも行動出来ることが増えてきました。
コミュニケーションも多彩な成長を見せるようになり、まずは指さしが出来る様になっています。
ご挨拶の仕草もできるようになり、「はい!」と返事が出来るようになりました。
そして、カードや先生の会話を模倣して言葉が話せる様になって来ています。

あれだけこだわって絶対に手放そうとしなかったブランケットやおもちゃを家から持って来なくなり、その代わりにCOMPASSでもお友達ができて、お友達と一緒に遊べる様になってきました。
断固拒否していた集団活動でも、ニコニコで参加できるようになり、皆と同じように動けるようになってきました。
自分の手元になんでも置きたがり、絶対に人に貸そうとしなかったのですが、今では物の貸し借りもできるようになってきました。

保護者様もお友達の成長を認められ「言葉の理解は出来る様になり、家の中での生活で困ることはなくなりました。」と話されます。
トイレや食事など、身辺自立が図れて来ていることも喜んでおられます。
そして「言葉は真似して言えるようになってきましたが、自分から話せる言葉がもっと増えて欲しい。」と次のステージに向けた希望を話されています。

COMPASSには年齢の違うお友達もたくさんいますが、最近では泣いている子がいるとヨシヨシと撫でてあげたり、おもちゃなどを貸してあげたりと、本当に大きく心も成長が認められ、お友達との関わりがとても増えてきています。
そしていよいよ春から幼稚園に通うことになりました。

春からは入園もあり、お友達の環境が大きく様変わりすることになります。
これまでと同じ手厚い関わりを、そして未来に向けた新しい学びを促しながら、目指しているのはお友達の中にある眩しい成長の姿です。

園でのお友達から沢山の刺激を受けることも言葉や心の成長につながるように、戸惑うことがあってもCOMPASSで落ち着けるように、安らげる居場所づくりであることも心がけていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター大野城
所在地:〒816-0982
    福岡県大野城市畑ヶ坂1-10-22
連絡先:092-586-7328

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