COMPASS下関 褒めることの効能は(2)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS下関のお友達が通い始めてひと月が経った頃から変化が現れ始めます。

先生の指示を理解し、指示に従って着座できるようになりました。
絵カードを提示して、先生に続いて模倣を促すと、一生懸命真似して発声しようとする様子が見られます。
トイレのたびに教えてねと伝え続けていくうちに、何らかの仕草でトイレに行きたいと表現するようになりました。
大きく⭕️を作って「はい」、腕を交差させて❌を作って「いいえ」と意思を表現することもできるようになっていきました。

やがて語彙力の向上とともに一語文で伝えるようになり、今では二語文だけでなく、三語文も時々言えるようになっています。 
ジェスチャーで伝えていたことも、最近は「いいよ」や「いや」と返してくれることが多くなってきました。
トイレについても尿意を感じると、「おしっこー」と言葉で伝えてくれることも多くなりました。
手づかみだった食事も、頑張ってスプーンやフォークを使って食べられるようになってきました。

ご自宅でも言葉が格段に増えてきたと保護者様も手応えを感じておられるそうです。
たとえばお父さんに「とと、うんち。」と教えてくれたり、「嫌!」と言う機会がかなり増え、自己主張が増えてきたと喜んでおられます。
ある朝、お友達から不明瞭ながらも「アリスのDVD見たい!」と話しかけてくれたのだとか。
増えてきた、どこかぎこちないお友達の言葉は、保護者様にとってはとても斬新で面白いと楽しんでおられるようです。

挑戦したら褒め、できたら褒め、失敗しても頑張ったねと認め、次へ繋いでいくCOMPASSの療育。
最近のお友達は、以前にも増して多彩で豊かな表情を見せるようになりました。
COMPASSのことをお友達は「がっこう」と言い、利用を楽しみにしてくれているのだとか。
誰かが当初すると「おともだち、きたー!」と笑顔でお迎えして、嬉しそうにしています。

まだ表現も乏しく、感情がのらない抑揚のない短文の会話です。
これからはさらに言葉と会話の習得を進め、抑揚をつけ、鮮明な発語で思いを伝えられることを目指します。
トイレを知らせることはできてきましたが、これからはトイレも完全に自立できるように導いていきます。
そして春には年少さんへと進級するお友達。
少しお兄ちゃんになったお友達が元気に桜並木をかけていく姿をイメージしながら、これからも取り組みを続けていきます。

COMPASS発達支援センター下関
所在地:〒751-0849
    山口県下関市綾羅木本町2丁目2−1
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