生活介護ACCESS イベントと続く未来を見つめて | COMPASS（コンパス）発達支援センター

生活介護ACCESS　イベントと続く未来を見つめて

2023年3月25日

土曜日のCOMPASSです。
COMPASSで唯一の生活介護ACCESSは、成人の方が対象の通所事業所です。
このブログでは、年に数回、ACCESSの活動をご紹介しています。
ちょっと時期はずれですが、12月には毎年クリスマス会を開催しました。
昨年のサンタは『ちょい悪サンタ』だったのだとか。
サングラスをかけた姿は見た目は怖いですが、皆さんにちゃんとプレゼントを持ってきてくれたそうです。

また２月には「豆まき」を開催！
本物の豆を投げ合って何かあってはいけないので、ACCESSでは新聞を丸めた「紙の豆」を作り、鬼役の職員に向かって投げました。
皆さん必死に紙豆を投げ、とうとう、鬼は降参…もう悪いことはしないと約束をし、最後には皆さんと仲良くなったのだとか。

季節の行事だけでなく、ご利用者様に毎回好評なのが「食のイベント」です。
今回は皆待ちに待った『丸亀製麺』の”うどん弁当”をテイクアウト！
メニューも４種類から選べて、ちょっと食べ足りないなぁ〜という方には、おにぎり、いなりも選べるようにしました。
いつもの食事はワイワイ・ガヤガヤと賑やかなのですが、今回は皆が大好きなメニューだったためか皆無言で夢中で食べておられたそうです。

こうやってご紹介すると、楽しいイベントばかりのようですが、ACCESSもCOMPASSグループです。
成人されていても、その方に適した療育のご提供もしています。
例えば、幼少期にお箸を使うことを諦めてしまったご家族がいらっしゃいました。
お箸を使えず、食事にはフォークを使用され、フォークだと一度に掬うご飯の量が多くなりがちで、全て飲み込もうとしてしまうので、口に運んだものを吐き出されることも度々ありました。

そこでご家族にお箸の訓練はいかがでしょうとご提案したところ、快く承諾してくださったので「エジソン箸」を購入して練習を始めました。
最初は児童たちの様にフェルトのボールを挟んだり、運ぶことから始め、今では少し重たいボルトを挟めるようになりました。
ACCESSのお昼ご飯もエジソン箸で食べる練習を繰り返していて、ご家族様からも日に日に上達していることが目に見えてわかる様になってきたととても喜んでいただいています。

また別のご家族様からは「ゲーム等に参加して、人と関われるようになってほしい。」とのご要望がありました。
そこでACCESSでは「オセロ」のルールを覚えていただき、ご利用者様同士で対戦できるように支援していくことにしました。
ルールのあるゲームはルールに従ってこそ競い合ったりお互いに相手を認め合う喜びを得られます。
ルールを覚えるには時間が必要ですが、最近では徐々に対戦も出来る様になってこられました。
他にもトランプや将棋、かるた等で人との関わりを楽しめるように支援しています。

いつの間にか時は春。
日に日に暖かくなってきて、体を動かすのが気持ちの良い季節になりました。
この日はACCESSから車で20分程度のところにある『マスカット・スタジアム』に併設された公園にお出かけです。
皆で手をつないで歩いたり、落ちたらびしょぬれ…というスリルも味わえる池の遊具で楽しい時間を過ごしました。

そうそう、かねてよりご利用者様と一緒にお世話をしてきた「ACCESS ファーム」ではやっと収穫時期を迎えました。
素人が作った野菜ですので、不揃いなちんちくりんな大根やほうれんそうが収穫できました。
そんな野菜でもご家族様にお渡しすると、ご利用者様たちが一生懸命作ったものだからと、とても喜んでいただいたそうです。