COMPASS古賀 皆と一緒ならもっと…(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS古賀に通うお友達は現在5歳、もうすぐ通い始めて3年目を迎えます。
当時3歳だったお友達は、発語がなく、自分の気持ちを表現できずに、度々癇癪を起こしていました。
話しかけても反応せず、保護者様の後ろに隠れてしまい、甘えん坊の顔を覗かせるお友達です。
保護者様と離れる場面になると、目に涙をいっぱい浮かべて泣いていたそうです。

 

保護者様はお友達に「自分の気持ちを言葉で表現できるようになって欲しい。」「他のお友達と言葉でのコミュニケーションが取れるようになって欲しい。」と願っておられます。
最終的に目指すのは、総合的な能力の向上とコミュニケーションの上達です。
この願いに寄り添って作成された個別支援計画は、まず第1段階でCOMPASSでリラックスして療育を受けることに慣れることから始めます。
次にお友達の興味を広げ、語彙力を伸ばし、お友達との関わりを学びながら、言葉で自分の気持ちを伝えること、相手からも想いを受け取ることを学びます。

お友達の活動は、具体的には、絵を見て知ることから始まりました。
絵本、絵合わせカード、絵カードなどで形や情景から伝える言葉を知っていきます。
次いで来所のたびに舌と口の体操を欠かさず行い、簡単な音から発声する練習を続けます。
また、色認知、形の見分けができるようにプットイン、色・形分けについて学び、そして集団遊びへの参加で関わりを学んでいきます。

COMPASSは原則として母子分離で活動が行われます。
保護者様が立ち去った後、お友達は玄関前で毎回泣いてしまうので、その都度、先生は優しくお友達に寄り添いました。
例えば、先生はそれまでの関わりでお友達が好むアイテムを見つけていて、そのアイテムを見て楽しかったことを思い出せるように準備するなど、スムーズに入室できるように工夫しました。

お友達は午前中は幼稚園で過ごし、午後からCOMPASSにやってきます。
お昼ご飯が終わった後の来所ですので、来所後すぐに着座しての学習活動は、もう眠たくて仕方ありません。
そこで元気に活動できるようにボール遊びなどを取り入れて導入してみると、比較的最後まで元気に取り組めるようでしたが、興味が湧かないことには、ガンとして俯向いたまま拒否を表すお友達です。
嫌なことも嫌だと口頭で言えるように発語を促しますが、自発的なものはなく、挨拶など簡単な言葉から言えるよう促し続けました。

教わることは楽しい、覚えることは嬉しい、そしてその先には素晴らしい人との関わりが待っています。
機会があるたびに発語を促し、少し気後れしがちな集団活動への参加を促し、それがいかに楽しいものかを伝え続けます。
集団活動に楽しく参加できるように先生が仲立ちを図りますが、その際にも「どんな言葉を伝えて仲間入りするのか」という言葉の使い方も教わり、何度も経験を重ねていきました。
(後編へ続きます。)

COMPASS発達支援センター古賀
所在地:〒811-3104
    福岡県古賀市花鶴丘1丁目7番5号一丁目ビル1F103号
連絡先:092-410-2348

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