COMPASS姫路 それでも前を向いて(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS姫路のお友達の変化は利用開始から4ヶ月ほど経過した頃でした。
お友達の抱えていた困りごとは言葉でのコミュニケーション。
発語の不明瞭さ、語彙の少なさ、そして対人スキルが不充分で人とうまく関われませんでした。

利用のたびに絵カードなどで発語を練習し、発音を模倣し、会話の機会をたくさん経験していきました。
COMPASSに到着してから毎回行われるルーティンも少しずつ覚えてきました。

トイレに行くのを嫌がり、入れなかったお友達。
それが今ではトイレを嫌がったり、怖がったりせず1人で入れるようになっています。
当初は話しかけたり、質問したりしてもオウム返しがほとんどでした。

発語もほとんどありませんでしたが、今は玄関で挨拶ができ、お友達から挨拶されると挨拶を返せるようになっています。
カードの復唱で模倣できる言葉が増え、並行して少しずつ聞かれたことにも答えられるようになってきました。

苦手だった集団活動は、気分が乗らなくても頑張って参加し続け、ルールやマナーも経験してきました。
積極的にとまではいかないものの、活動で隣になったお友達には自分から話しかける様子も度々見られるようになってきました。

お友達同士で笑顔を交わす機会が増えるごとに人への関心が芽生え、言葉やひらがなへの興味・意欲は日毎に高まってきているようです。
ご家庭でもゆっくりと会話へと進んでいる成長の手応えを感じておられるようです。

苦手だった切り替えも、少しずつ集団活動が楽しいものになるように導いていきます。
そのために必要なのは、ずいぶん上達してはいますが、更なる言葉の明瞭化と語彙の獲得が命題です。

通い始めて1年、まだまだ課題はたくさんあります。
これからはひらがなの読み書きや基本的な数の認知などは継続し、学習活動も行いますが、特に集団活動の場で実践的な話し方、ルールやマナーを習得し、円滑なコミュニケーションができるように取り組みを続けていきます。
前に前に、さらにもっと高みへと未来に向かって共に進んでいきます。

COMPASS発達支援センター姫路
所在地:〒672-8074
    兵庫県姫路市飾磨区加茂230-1
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