COMPASS本部教室 目標を持って取り組むこと(2)

火曜日のCOMPASSです。
3月某日、COMPASS本部教室のお友達の受験日がやってきました。
「テストどうだった?」と質問すると、お友達の回答は「勉強していた過去問よりも難しかった。」というものでした。
さらに続けて「私、落ちたかも・・・」と不安そうな答えが返ってきたのだそうです。

先生はお友達の感想に一喜一憂せず「難しかったことが理解できた。」ということは、いわばお友達がこれまでしっかりと過去の問題に取り組んできた証拠だと考えたそうです。
以前であれば「全然、解らなかった・・・」などと返答があったはずですが、自分の取り組んできた過去の問題と比較して「難しかった」と判断できたと考えられます。
さらにお友達から「時間いっぱいまで見直しを何回もやった。」という言葉も聞くことができていました。
後で分かったのですが、確かに今年の問題は過去一難しかったのだそうです。

少し肩を落とすお友達に、先生は「結果はまだわからないけど、諦めず最後まで取り組めているし、難しいところがあったということは、難しくないところもあったということでしょう?」と話しかけ、「〇〇さんが”難しい”と思った問題は、多分、他の子たちも難しいと思ったんじゃないかな。過去に出ていない問題だったと思うから…」と的確に分析をして、励ましました。
確かに頑張ってきたからこその言葉だったと、先生は確信を持ったのだとか。

そして見事、希望していた「門司総合特別支援学校、職業専門コース」に合格できたとの知らせを受けることになります。
その報告を話してくださった保護者様は、合格したことはもちろん、この半年間の本人の頑張りが素晴らしかったと喜んでくださっていました。

この結果には保護者様をはじめご家族皆様のご協力が欠かせませんでした。
例えばお弁当から買い物学習への変更を快く受けていただけたことや、来年以降に受験する方たちの参考になればと、受験日にすぐに連絡をくださって保護者面接の様子などを教えてくださったことなど、忘れられない感謝の想いでいっぱいです。

そして4月、お友達は入学式を迎えました。
動物関係の仕事につきたいと話すお友達の笑顔は、頑張って夢を叶えたという確かな自信に溢れています。
自分で諦めずに最後まで頑張ることは本当に得難い経験です。
新しい目標への未来は常に開かれていて、いつでも道を提供していますが、この夢に向かって歩いていくのもやっぱり自分自身の頑張りです。

将来就きたい仕事についてお友達が自分で調べ、どうしたらなれるのかといった必要な資格を知り、就労に必要となる情報などをスムーズに得られるように夢への助言やサポートに取り組み、お友達の未来への架け橋となって付かず離れず支えていきます。
合格、おめでとうございました。

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