COMPASS丸亀Believe 自分で考え、発信すること(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Believeにお友達が通い始めてもうすぐ1年と3ヶ月が経とうとしています。
場所見知りも1ヶ月ほどでなくなり、楽しく通うようになりました。
以前の事業所でもやっていた荷物の準備や手洗いうがいなども一人でできるようになり、余暇の時間はポツンとひとり遊びばかりでしたが、次第にお友達がやっている様子が気になりだして、自分から友達の輪に入ったり、声をかけて誘ったりするようになっていきました。

親しく話せるお友達もでき、先生に「〇〇ちゃんと仲良くなった!」と言いに来るまでに馴染んできました。
お友達に名前で呼びかけて遊びに誘い、玩具も「貸して」と自分から言えるようになり、一人遊びの様子を見ることも滅多になくなりました。
集団活動では、当初数か月は「私はこれがしたいから」と参加しようとしなかったこともありました。
やがてお友達は人と何かをすることにも慣れてきて、それが誰でも、何人でやるのかに関わらず興味を持って参加できるようになり、外遊びを提案すると、積極的に「お外、行きたい!」「一緒にしたい!」と喜んで参加している様子は本当に楽しそうに見えます。

初めの頃はトイレに一人で行けず、いきたいとも言えず失敗もあったため、トイレに行こうと先生が声をかけ、手洗いの仕方や水の流し方なども付き添うことが多かったそうです。
1~2カ月すると自分のタイミングで行けるようになり、学習中であっても先生に断ってトイレに立つこともできるようになり、トイレの習慣も身につき始めています。
読み書き・計算については、お友達はまだ自分のペースを崩せず、少し遅れ気味ではありますが、理解してできることが増えてきたという手応えを感じています。
ひらがなは理解できていて、問題文や教材文も自分で読んで解こうという姿勢が見られます。
カタカナや漢字も練習を進めていますが、特に漢字は正しい書き順や文字を覚えて空で書くことはまだ難しく、まだ時折書いているうちに不安になって先生に尋ねることもあるので、頑張って学習を続けています。

あれほど気持ちを言葉にできず、やりたいことも言えなかったお友達ですが、この頃になると「〇〇がしたい」と自分から主張することもできるようになってきました。
気持ちが表にではじめて、今、お友達は望み通りにならないことに我慢をしたり、待つということや気持ちを切り替えることを体験で学んでいます。

新しい場所に慣れてくれるだろうかとご心配だった保護者様も「事業所に通うことを毎回楽しみにしています。」とおっしゃっています。
苦戦していた「あやとり」を黙々と練習していたお友達、「一人でできた!」「見て見て!」と先生や保護者様に披露するなど、できるまで挑戦し、できた喜びをお友達自身も感じているようです。
保護者様も「今まで誰か人がいると躊躇してしまう場所や場面もありましたが、そのようなことはなくなり、むしろ自分から誰かと接したいという姿が見られるようになって嬉しいです。」と成長や変化を実感しておられるそうです。

春に2年生になり、年下の1年生と一緒に来所することが多くなってきましたが、優しく声をかける姿もたくさん見られているのだそうです。
気後れすることもなく、学年や性別を気にせず多くのお友達と会話を楽しめるようになり、心が解放された今、これからは学習面を伸ばすことに注力し、苦手なカタカナや漢字を含む単語や文の音読を習得できるように頑張っていきますし、また集団活動には慣れてきたものの、集団活動の口頭指示をしっかり理解できていないこともあるので、しっかり自分のこととして意味を理解し、行動できるようにも取り組みたいと思います。
まだ時折、言い出せない時代のお友達が顔を見せることもあるのだそうですが、しっかり対話する力を育て、状況を判断し、自分から発信できるようになってほしいと願い、これからも寄り添っていきます。

COMPASS発達支援センター丸亀Believe
所在地:〒763-0082 香川県丸亀市土器町東8-260
T E L :0877-43-7338

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