COMPASS Jr. どこまでも続く長い道へ(2)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS .Jrにお友達が通い始めて4年が経ち、少し変化が見られるようになってきました。
きっかけはCOMPASSで仲の良かったお友達が、昨年の春にCOMPASSを卒業していったことがきっかけだったのかもしれません。
卒業して、立派な社会人へと旅立つ姿を見送ったお友達は、だいぶ触発されたようでした。
自分自身も卒業したら働きたいと強く意識し、「実習も一生懸命頑張るんだ!」と、決意を新たにしていました。

そんな決心のもと、お友達は今日も学習に、運動に、集団での活動に取り組んでいます。
とはいえ、急になんでもサクサクできるようになる魔法はなく、学習など苦手なことは億劫に感じるし、なかなか鉛筆が進みません。
工作も時計も「わからない・・・」と頭を抱える様子もあまり変わりません。
ただ、これまでよりもっと最後まで頑張ろうとする姿は確かに感じられ、挫けずにわかるまで何度も挑戦する姿はとても素晴らしく映ります。

保護者様も「まだ自分で考えて行動することまでは難しいようですが、就労に対する意欲は高まっていきていますね。」とお友達が心境の変化から成長の糸口を掴もうとしていることを認められているようです。
最近では、先生が手伝って欲しいとお願いすると、”将来のお仕事の練習”とばかりに、帰りの準備の際に皆の人数分の椅子を数えて準備したり、おやつの時間にも、一人ひとりに過不足なく行き渡るように、きちんと数を数えて配ったりと、キビキビと動くお友達です。
全てが未来につながっているからと苦手な数へも挑戦し、お友達なりに頑張って皆の役に立とうとしてくれています。

次の春には高等部を卒業するお友達。
自立した生活を目指し、引き続き時間を意識しながら見通しを持ち、一日の活動を送れるように導きながら、並行して言葉遣いや伝え方を身につけられるように支援していきます。
優しいお友達のことをCOMPASSのどのお友達も大好きです。
お友達が頑張って何か話そうとしているとき、周りのお友達も口を挟むことなく一生懸命聞こうと待っている姿にお友達は本当に皆から愛されていると感じます。
人との関わりは消極的だったお友達ですが、今ではお手伝いだけでなく、きっかけさえあれば年下のお友達とも楽しく関われています。

社会人になったお友達を想像してみます。
初めての作業を覚えるのに時間がかかることもあるかもしれません。
一度に覚えられることも限られていたり、習得に時間はかかっても、お友達はきっと上手にテキパキとできるようになるまで努力を怠らないでしょう。

快活な会話ではなくても、お友達は言葉に加えて絵や動作などが加わると、ずっと早く理解できることも、忘れずに伝えたいと思います。
お友達には保護者様のご支援、ご兄弟の励ましが続いていくように、卒業を迎えてもCOMPASSの仲間と一緒に、遠くまで、長く続く道の先まで心は共にいたいと思います。

COMPASS Jr.
所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1丁目3−5
連絡先:093-472-3288

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