No.2010 COMPASS大村.NEXT ひとつに向き合って(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村NEXTのお友達が通い始めてから10ヶ月、翌年の秋になった頃からお友達に明らかな変化が見られるようになりました。
当初のお友達は学習への苦手意識から取り掛かりに時間がかかりました。
先生が次の課題へ移るように指示を出しても、なかなか切り替えられず、涙を見せることもあったそうです。
誰かとおしゃべりしていても、不意に脈絡のないことを話し出してしまう癖もありました。
運動も得意な方ではなく、仕方なく短い運動をするところからのスタートでした。

切り替えて次の行動に移れなかったお友達。
繰り返し、繰り返し、先生は切り替えるように声をかけ続け、同時にその日のスケジュールを事前に取り決め、お友達が見通しが立てられるように促しました。
先生は、何度も、何度でもお友達との活動のたびに声をかけ、次の課題への切り替えを促し続けていきました。

やがてお友達は少しずつスムーズに取り組めるようになり、切り替えもできるようになり、以前は大抵全部終わられられなかったその日に出された学習課題のほとんどをクリア出来るまでになってきました。
運動プログラムは最初は3分程度から始めました。
その3分から、少しずついろいろな運動を楽しくできるようになり、次第に運動量も運動時間も増えていきました。


やがてお友達は体を動かすことの楽しさにすっかりハマって、自分から「運動したい!」と先生に申し出ることもあるそうです。
今では集団活動の「リズムダンス」で楽しそうに元気いっぱい体を動かしています。
最近ではお兄さんがやっているバレーボールにも興味を示し始め、「バレーボールをやってみたい」と新たな運動に挑戦する前向きな気持ちを伝えてくれるようになってきました。

残す大きな課題は会話での流れを遮ってしまう突発的な発言です。
話の流れが大きく逸れたものにならないように、先生路の対話では話の道筋に沿いながら話題が逸れないように修正しつつ、楽しい会話ができるように促していきました。
現時点では完全に軌道修正ができたとは言い切れないものの、周りのお友達とも流れに従った会話を意識するようになり、他のお友達とのトラブルもなくおしゃべりを楽しんでいるようです。

保護者様も家庭では全く学習に意識を向けることのなかったお友達が、家庭でも学習に取り組む姿を見せるようになってきたこと、また運動を楽しめるようになってきていることについては一定の成長を認めていただいています。
それだけでなく、保護者様からは元々『自分の健康へ気遣いを見せるようにあってほしい』というご要望を頂いていました。

残念ながらお友達の将来を考え、保護者様が強く願っておられる生活習慣や学習への意欲については、まだ完全に達成できているとは言えません。
例えばお友達はお菓子類が大好きだそうです。
欲求に従って食べるという習慣から意識して食を摂る方向へ修正を促しながら、日常的に機能訓練、運動を組み込んだ生活で健康への配慮を意識できるように導いていきたいと考えています。

COMPASSでは当初に比べて以前に比べて数段の意欲の向上を見せるようになり、おしゃべりしたい気持ちをコントロール出来るようになってきたお友達を好ましく見守りながら運動に関心を示すようになってきたお友達のやりたいことをチャレンジさせてあげたいと思っています。
これからも継続したブレない姿勢での取り組みが更にお友達の意識に変化をもたらし、未来に向かって健康に気遣い、学習にもしっかり取り組んでいけるようにと願いながら、一つひとつ確実に身につけられるように丁寧な関わりを続けていきます。

COMPASS発達支援センター大村.NEXT
所在地:〒856-0807 
    長崎県大村市宮小路1丁目258-7
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