COMPASS下関 落ち着いて、1つずつ(2)

土曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASS下関に通い始めた春から3ヶ月、季節はすっかり夏になりました。
やりたいことが浮かぶと、そればかりが気になって課題に取り組むことができなかったお友達。
会話はできてもうまく気持ちを表現できずに、伝わらないと癇癪を起こしていたお友達。
そして、綺麗な着座姿勢でまっすぐ前を向いて座ることもできず、「静かタイム」が嫌でしょうがなかったお友達です。

その様子がこの7月ごろになると、変化を見せ始めたのだそうです。
背筋を伸ばして前を向き、きちんと立腰姿勢をとることができるようになりました。
着座時間も始めの頃は短いものでしたが、次第に長くなっていったそうです。
あれほど苦手だった「静かタイム」でも、徐々に座っていられる時間が延びてきているのだそうです。

お友達は、数字は読めても書けるのはわずかでした。
「数字をもっと書きたい!」と言っていたお友達。
意欲を示す課題には頑張りを見せ、書ける数字が増えていき、今では1〜50までは書けるようになりました。
苦手だったひらがなの学習も同時進行で進めていきました。
「や」「も」「り」しか書けなかったお友達でしたが、お手本があれば50音のほとんどを書けるようになっています。

「できるんだ」という自信がついてくると、落ち着いて学習に取り組めるようになり、大きな声を出したり声を荒げたりすることもなくなりました。
保護者様も「ひらがなをきれいに書けるようになり、読めるようにもなりましたね。」と、成長を認められています。
そして、ルールを理解し、それを守ろうという意欲を見せるようになってからは、ゲームに負けても泣かずに、気持ちを切り替えて「また頑張る!」と明るく言えるようになってきました。

就学したお友達は、今、登所してすぐに「勉強する!」と、とても意欲的な姿を見せるようになってきました。
書けるようになった文字や、読めるようになったことを嬉しそうに教えてくれるお友達です。
先生の名前も覚え「◯◯先生!」と話しかけてくれるようになり、初めて会った先生やお友達にも「(ぼくの名前は)◯◯だよ!」と自己紹介してくれるようになっているのだそうです。

まだ完成途中のひらがな50音の読み書きですが、確実に書けるようにしていくこと、さらに正しい姿勢で着座できる時間をのばしていくことを目指し、学習を継続しています。
お友達の頑張りと先生の声かけで、取り組む姿勢を修得しようとしているお友達のこれからは、大きく変わろうとしています。
声をかけ、何度も何度でも繰り返し、お友達自身の力で未来を切り開けるようになることを目指し、これからも諦めない取り組みを続けていきます。

COMPASS発達支援センター下関
所在地:〒751-0849
    山口県下関市綾羅木本町2丁目2−1
連絡先:083-227-4328

(事業所名をクリックして頂くと事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧