COMPASS.井堀 怒らずに話そう、諦めずにやってみよう(1)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS.井堀のお友達は、3歳の秋から通い始め、もうすぐ3年目を迎えます。
当初のお友達は言葉でのコミュニケーションが取れず、気持ちが伝わらないと苛立ち、怒り出します。
まだ自分で食事を摂ることもできず、また、その食事内容も激しい好き嫌いがあったのだそうです。
同様にトイレでの排泄もできず、落ち着いて何かに取り組むことも難しいようでした。

保護者様は、お友達が今できないことができることに変わる未来を願っておられました。
それは、例えばスプーンやフォーク、お箸が持てるようになってご飯を食べられるようになること。
また、今はすぐに気が逸れがちですが、集中できるものを見つけて一人遊びできるようになって欲しいこと。
就学までにトイレトレーニングを完了してほしい、そして少しずつ学習も進め、椅子に座って字を書くなどできるようになってほしいと望まれていました。

大きな成長への願いを受け、個別支援計画はまずお友達がCOMPASSで楽しく過ごし、月例プリントを通してひらがな・数に慣れ、トイレ・トレーニングではおむつからパンツで過ごせるように導いていきます。
毎回トレーニングを行い、指先の力をつけて日常生活の細かい動作がスムーズになることを目指していきます。
言葉の面では語彙数を増やし、自分の気持ち言葉で表現できるようになることを目標としていきます。

お友達は手指のトレーニングが嫌いでした。
先生がお友達の苦手な紐通しを勧めると、嫌がり取り組もうとしません。
そこで、まずすぐに完成させられる簡単な紐通しを繰り返し何度も行うことにして、一つ終われば褒め、お友達お気持ちがノリノリになるように図りました。
苦手意識が「できる!」という感覚で少しずつ嫌なことではなくなっていったようで、お友達の取り組めるものも少しずつ難易度が上がっていきました。

このほかにも口舌のトレーニングから「ストロー吹き」「あいうえお表唱和」「発語カード」「月例プリント」などで語彙数を増やし、少しでも発声につながるように導きました。
絵カードを何度もめくり、絵本を何度も読み聞かせていくうちにお友達がわかる語彙数も増えていきました。
やがて利用開始から1年経った翌年の冬にはお友達に成長の軌跡が確かに現れ始めたと言います。
(後編へ続きます)

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