COMPASS新下関駅前 心を解放できるように(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS新下関駅前に昨年の春から通うお友達がいます。
お友達は、自分の想いを言葉にして説明することや、作文などで伝えたいことを文章に起こすことも苦手でした。
人との関わりも苦手で、集団行動にもうまく取り組めませんでした。

保護者様は「お友達が周囲の人たちと繋がり、楽しく活動し、自己主張が出来るようになって欲しい。」と希望しておられました。
保護者様の思いを受けて作成した個別支援計画は、自分の想いを相手に伝える楽しさを経験できるようになることを目標としました。
そのために必要な言葉を磨き、思いを文章で表現するための訓練を行い、そして会話そのものを楽しめるようになることを目指します。

こうして始まったお友達のCOMPASSです。
当時お友達は小学校3年生。
3年生ともなれば、国語の課題で作文も出されます。
作文のテーマは「読書感想文」や「がんばったこと、目標」などがよく挙げられています。
そのためにもCOMPASSでお友達のために用意した課題は「作文」や「日記」などでした。

例えば「日記」では、その日の出来事を書いた後に書く自分の想いを表現するのですが、お友達の感想の欄に書かれていたのは「たのしかった」や「おもしろかった」などといった文章ばかり。
そこで、一旦お友達が書いた後に、先生はお友達と話し合って「何が楽しかったのか」「どう面白かったのか」という読み手に感情がわかる表現の仕方を一緒に考えながら学んでいきました。

言葉が足らず、気持ちを十分に伝えられないと、なんとなくお友達同士の距離も縮まりにくいようです。
そんなお友達同士の関わりに苦手意識のあるお友達だったからこそ、COMPASSでは「カードゲーム」など、複数人で遊べるものを用意し、先生も仲間に加わって一緒に遊びます。

活動の様子を見ていると、自宅では弟がいるためか、年下の子と関わるのは楽しそうだったため、最初のうちは年下のお友達とチームを組みあわせ、楽しく活動に関われるように導きました。
そして、次第に先生が間に入らなくてもお友達だけで活動を楽しめるようになっていきます。
(後編へ続きます)

COMPASS・新下関駅前
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    山口県下関市秋根南町1丁目2-24
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