COMPASS岡山 楽しく関われるように(2)

月曜日のCOMPASSです。
今年の春からCOMPASS岡山に通い始めたお友達、4ヶ月が過ぎた頃、お友達に大きな変化が見られ始めました。

初回の様子からは着座するまでが想像がつかなかったのですが、繰り返しの支援で次第に変化し、着座して学習ができるようになってきました。
園から来所するために活動中は眠たそうにしていましたが、体力もついたのか、眠気もなく情緒が安定していれば指示も聞き入れ、落ち着いて活動できるようになってきています。

お友達の学習には、絵本やみつばプリント、おままごとでの会話のやり取りが行われていますが、繰り返しの練習の中で、少しずつ会話がスムーズになってきました。
会話の上達が自信につながっていると思われるお友達は、最近では自分から「プリントする!」と言ってくることがあったのだそうです。
またある日、担当している先生の傷を見つけたお友達が、その傷をじっと見ていたお友達に、先生は「先生、ここが痛いの。」と話しかけると、お友達は心配そうな表情を見せ「大丈夫?」と思いやる言葉を返してきたのだそうです。

当初は想像もできなかった数々の言葉や表情がお友達に溢れてきて、その瞬間、瞬間の素晴らしさは例えようもありません。
最低でも6ヶ月に1回、保護者様、相談支援員、そしてCOMPASSの児発管とで話し合い、新しい個別支援計画を策定していますが、「アセスメントを修正していく中で、「人間関係」の変更箇所が多く、自分だけの世界から、他者に気持ちや遊びを何とか伝えたいという意欲が見られるようになったことに、とても成長が認められます。」と保護者様も大きな成長を感じていると話しておられたと言います。

保護者様によれば、園でも皆と一緒に活動できことが増えてきたと報告を受けました。
「自分の思いを言葉で伝えてくれるようになって、自宅でも落ち着いて過ごせることが増えてきました。」と話しておられました。
COMPASSの職員にも「いつも根気強く関わって下さってありがとうございます。自宅ではすごく落ち着いて過ごせることが増え、職員さんに優しく声を掛けてもらっているんだろうな…と思われる言葉を私にかけてくれることもあります。」と言っていただきました。

一方、成長とは裏腹に、人とのやり取りでパニックになったり、感情が爆発する機会も見られることもあったりと、新しい課題が見えてきたお友達です。
この新しい課題も、言葉や学習の活動を繰り返し継続していくことできっと解消できると考えられます。
ここからは、お友達が優しい日々が送れるように、情緒が安定し、生活が送りやすくなるように気づきを活動に盛り込みながら生活の向上を目指します。
着座して集中できる時間を増やせるように促しながら、さまざまなアプローチで語彙を増やし、より良いコミュニケーションが取れるように、誰とでも楽しく関われるように、周りのお友達とのやりとりを学ぶ機会を作っていきたいと思います。

COMPASS発達支援センター岡山
所在地:〒700-0921
    岡山市北区東古松3丁目4番14号
連絡先:086-222-0178

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