COMPASS高知.Jr できた!が嬉しくて(2)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS高知.Jrにお友達が通い始めてから半年が過ぎ、季節はすっかり秋を迎えます。
春に通い始めたお友達は、切り替えが苦手で、COMPASSに着いてもなかなか部屋に入れませんでした。
玄関で靴を脱ぎ、片付けるCOMPASSのルーティンの行動の一部も、実は一人でできてしまうお友達ですが、なかなかサッと動かずに、先生の促しや手伝いが必要な場面もあったのだそうです。

個人差はありますが、一般的に乳幼児は0歳から5歳ごろにかけて「喃語」から始まり、「一語文」、「二語文」、「三語文」、「模倣」、「複文」そして「コミュニケーション」と、一つずつステップを踏みながら徐々に言葉が発達していきます。
当時のお友達の言葉は、少し不明瞭な一語文程度で、二語文にまでは至らないといったところでした。
語彙も少なく、会話もオウム返しなどの反応も多かったのだそうです。

高知.Jrには専門の言語聴覚士が在籍しており、お友達の状況にあわせて適切なプログラムを組み、言語指導をしていきます。
ただ、お友達は指示に従うよりもマイペースに行動しがちで、指示に従わなかったりとなかなか計画通りに活動が進まないことも度々ありました。
しかし、無理な押し付けは良い結果を生みません。

そこでCOMPASSでは、できるだけ急かすことなく、お友達のタイミングに配慮し、逆に少しでもできたことがあると、たくさん褒めて自分でできる喜びを感じられるように促し続けました。
語彙を増やし、口舌の訓練、そして発声の訓練、あいうえお表の唱和など、言葉を身につける機会をしっかり作っていきました。
うまくできたら先生は必ず褒めてくれて、それが嬉しいお友達は「できた!」をたくさん経験していきます。

一進一退を繰り返しながら、お友達との活動の日々は過ぎ、日毎に目立った違いは表れませんでしたが、変化はお友達の中で成長として育っていき、来所後の一連の動作をお友達はしっかり覚えていったようです。
半年後には、来所するとすぐに靴を脱ぎ上履きを履いて荷物の片付けができるようになり、あれほど取り掛かれなかった活動にもすぐに取り組み、途中で離席することもなく活動終了までしっかり着座できています。

会話はまだオウム返しになることもありますが、徐々にスムーズなやり取りができ始めています。
保護者様も言葉がたくさん増えたことや、少しずつ会話でやりとりができるようになってきたことを喜ばれているそうです。

これからもお友達には最適なたくさんの活動を提供し、言葉を通したやりとりができるようになり、コミュニケーション力の向上を目指していきます。
もっともっとたくさんの「できた!」が増えて、頑張ろうと挑戦する気持ちが育ち、さらに成長へとつながっていくことでしょう。
まだ課題を残す日常生活動作のトイレでの排泄も、完璧にできる日はもうすぐやってくると先生たちは確信しています。

COMPASS発達支援センター高知.Jr
所在地:〒780-0925
    高知県高知市西町86-1
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