COMPASS天籟寺 泣き顔を卒業できるように(2)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS天籟寺のお友達が通い始めてから半年が経ち、翌年のお正月を迎えました。
この頃から、お友達にほんの少しずつ変化が現れ始めてきました。

始めの頃は送迎車でもベビーシートを嫌がり、シートベルトをかけるまでに先生2人がかりでした。
送ってこられた保護者様の姿が見えなくなると大泣きで、COMPASSに着いてもなかなか入ろうとはしませんでした。
それだけでなく、お友達は何に興味があるのか、同時に何が嫌で、気に入らないのかが掴みづらいところがありました。
その一方で何らかのきっかけで興奮したりすると、引っ掻いたり、噛み付いてしまうこともありました。

学習活動で何かを見せても特に表情に変化もなく、かなり長い期間、興味・関心がある対象がはっきりしていなかったといいます。
諦めずにお友達と向き合ってきたことで、実はこの春くらいから興味のあることがいくつか見つかり始めたそうです。
この春から保育園に通うようになったお友達は、年少少クラスで毎日集団の中に身を置くことになりました。
あれほど苦手だった集団活動にも、先生が手を繋いで一緒に行動することで安心を覚えたのか、楽しく参加出来るようになってきているのだそうです。

COMPASSでの継続した活動と合わせて園での毎日もお友達に良い影響をもたらしているようで、引っ掻きや、噛みつきが次第に減ってきました。
活動でも先生の目を見て楽しそうに声を出して笑うようになり、泣かずに保護者様から離れ、先生の誘導に応じられるようにもなってきました。

次第に表情で気持ちを読み取れるようになり、嫌なことがあったときなどの理由がわかるようになってきました。
また、練習を継続してきたトイレトレーニングも大きな歩みが見られ、今も紙パンツは履いていますが、排泄自体は成功が続いています。

保護者様も成長を感じておられ、泣き続けることがほとんどなくなり、抱っこをせずに自分で歩くことが出来るようになったことや、声掛けに反応することも増えてきて、要求をクレーンで伝えることもが増えてきたと喜んでおられます。
好きな事、嫌いなことが次第にはっきりしてきたことも嬉しい変化だとおっしゃっています。

来春には年少さんになるお友達、泣き顔だけでなく、そろそろ紙パンツの卒業も射程距離に入ってきたところです。
COMPASSでもできるだけたくさん人と関わる機会を増やし、挨拶をすることや返事を返すことなどのマナーを修得し、集団活動を通して意味のある言葉の理解を促していきます。

”おしゃべりは楽しい”そう思えるように、お友達同士の関わりでやり取りを楽しみ言葉に繋がるように促し、尚一層興味のある事柄や、ものを見つけていきたいと思います。
安心して過ごせるよう環境設定にも配慮を続け、要求を表現できるよう工夫していきます。

COMPASS発達支援センター天籟寺
所在地:〒804-0064
    福岡県北九州市戸畑区沖台1-7-1
    サンハイツ天籟寺1F
連絡先:093-616-6738

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧