COMPASS下到津 難しくても頑張れば・・・(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS下到津のお友達が通い始めて1年半になろうとしています。
当初、小学校2年生のお友達でしたが、危険認知が甘く急に飛び出したり、自他認知も緩く他人の鞄を開けてしまったり、見知らぬ人に近寄ったりしていたお友達です。

学習面でも「勉強は苦手だ」という思い込みから、なかなか取り掛かれず、なんとか着座して少し取り組めてもすぐにやめてしまうお友達でした。
先生たちは、少しでも長い時間着席したまま机に向かえないかと、お友達の得意分野のプリントなどを提示し、達成感を得られるように導きました。

難しかったひらがな50音を読むことや文字を書くこと、数字の理解も着座時間が伸びて行くにつれ、少しずつできるようになってきました。
さらにここ最近は意欲的に取り組める課題が増えてきており、苦手に変わりはないものの、教科書の音読や、ひらがなの書字、数においても違いはいくつ?や、10までの計算などへの理解が深まってきていました。
行動面でもスケジュールや場面に合わせた切り替えが出来るようになってきて、学習中の離席も目立たなくなってきています。

一時期は、学校へお迎えに行くと送迎車に乗るのを嫌がってCOMPASSに行きたくないと訴えることが続いていました。
COMPASSに行くと運動や嫌いな学習活動が待っていて、お友達が好きなようにできないことも原因だったかもしれません。
それでも頑張って着座時間を伸ばし、できることが増えるにつれ、この拒否感も見られなくなってきました。
その笑顔に達成感から「私にもできるんだ」という自信が育ち始めているのがわかります。

保護者様は「ひらがなの理解が深まってきたためか、物事の理解力は向上してきたように感じます。」とおっしゃっています。
「興味や関心を向ける幅が増えてきて、まだしっかり定着したとまでは言えませんが、学習時間が伸びてきた分、さらに成長スピードに期待が持てます。」と話しておられました。
保護者様が希望しておられた危険を知って回避できるようになり、自他認知にまず必要な自分自身を知るために、言葉で出来事を日記として綴り、思いを言葉にすることで少しずつ境界が見えてくると思われます。

今後は、まだ定着には至っていない学ぶ習慣と、学習で得た知識を今度はお友達の武器として活用していけるよう取り組みます。
お友達に負荷がかからないように、お友達に適したペースで1つ1つ正確に習得し、さらに社会性の学びやルールとマナーについても集団活動の中で学べるように導き、繰り返しの中で定着を目指していきます。

COMPASS下到津
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