COMPASS枚方 先生と僕の笑顔の関係(2)

金曜日のCOMPASSです。
お友達が通い始めてひと月、夏休みになった頃のことです。
事業所の過ごし方も慣れてきて、先生とお友達との信頼関係もしっかり築けてきたようです。
先生の指示を理解して、促しに従い、笑顔を見せ、着座できるようになりました。

学ぶ姿勢が見られ始め、発語できる言葉や発語の機会が増えました。
絵本の読み聞かせでは、登場人物の動作を真似する仕草をやって見せ、周りの笑いを誘うお友達。
本来お友達の中にあった、温かく人懐こい性格や、屈託のない笑顔が周りをほっこりさせてくれています。

早い時期に現れた成長への足がかりをご覧になった保護者様からも「本児の笑顔も増え、発語も現れ始め、希望していた困りごとは達成しつつあるようです。」と評価していただいています。
本当にお友達が笑うだけで癒されている先生たちは、これから先に起こりそうな成長の姿をイメージせずにはいられないのだそうです。

とはいえ、全ての困りごとが解消されたわけではありません。
発語がで始めたと言っても、周りが聞いて判断可能な明瞭な発音でせるようになるにはまだ練習が必要です。
これからはさらに語彙の増加、ひらがなの識字を学びながら、また数と数量の一致と概念の理解に活動を進めたいと考えています。

どの子にとっても思い通りにならないこともあると思いますが、カチンとした瞬間にも自分の気持ちに折り合いをつけられるよう、自制心を育てていきたいと思います。
たくさん楽しい集団での活動への参加機会を作り、人との関わりの喜びを知り、心から楽しいと感じられるように関わっていきます。

まだ日常生活ではお手伝いが必要なこともいくつか残っています。
特にオムツから卒業し、尿意を感じてトイレに行くこと、トイレで用を足せるようになることも課題の一つ。
その行動がお友達にとって当たり前となるように、声をかけ、促し、時には嗜め、成長した姿に向かって止まることなく歩つづけていきます。

COMPASS発達支援センター枚方
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