COMPASS中津 習慣化までの通り道(2)

金曜日のCOMPASSです。
お友達が中津に通い始めてから半年が過ぎ、季節は真夏を迎えていました。
この頃には、お友達は来所すると元気な声で挨拶ができるようになっていました。
また自分で靴をしまい、洗面所に行き、トイレを済ませ、石鹸で手を洗い、うがいをして検温を済ませて、静かに着座して学習の準備ができるなどのルーティンをこなせるようになり、お友達の定着した習慣となっていました。

国語が苦手、特に漢字を苦手としていたお友達。
指示を受けてプリント等に取り組む際も先生に尋ねるだけでなく、分からない漢字は辞典を使って自分で調べることも少し出来るようになってきました。
また絵本への興味も少し変わり、絵を目で追うだけでなく、必ず音読するようになっていました。

保護者様が願っておられた仲良しのお友達を作ることはまだできていませんが、集団活動に少しずつ入れるようになり、活動を頑張れるようになってきました。
COMPASSで見せている成長の兆しはご家庭でも現れているようです。

保護者様によれば、度々起きていた兄弟喧嘩が少なくなり、代わりに兄弟の面倒をみたり、弟たちに声をかけるようになり、お手伝いができるようになってきたのだそうです。
起床後、あれほど注意を促してもやろうとしなかった洗顔や歯磨きも、自分の意思で当たり前のこととして、やるようになってきたのだとか。

残念ながら、家庭で宿題や学校の勉強に取り組む様子はまだ見られないのだそうですが、COMPASSでは学習を頑張っていると先生から細かに報告を受けているので安心していますとおっしゃっていたそうです。
まだチグハグなズレる感じの話し方でスムーズな会話とは言えないのですが、家庭では保護者様にその日あった出来事をずいぶん話してくれるようになっているのだそうです。

お友達はCOMPASSでの半年間の取り組みで成長の扉を開け、今は次のステージに向かってしっかりと歩み始めています。
年が明け、次の桜の時期を迎えると、お友達は中学校に就学します。
よりたくさんの経験を通して学校と事業所の両方で関わり、更なる成長へと歩みを進めるためにも、今後はまだ少し苦手意識の残る集団での活動や行動にも、今よりもっとスムーズに参加できるように取り組みを進めていきます。

学習面でもより積極的に学習に取り組み、学力の向上を目指して支援するのはもちろんですが、それだけでなく、お友達の話し方、関わり方、優しい言葉かけなども導き、共に語り合えるような素敵なお友達ができるよう、感動や喜びを共有して欲しいと願っています。
COMPASSでは、お友達の未来のためにできることは惜しまず、丁寧にしっかり関わりを続け、誇らしく入学式に向かえるよう導いていきます。

COMPASS発達支援センター中津
所在地:〒879-0123
    大分県中津市大字田尻1164-1
連絡先:0979-64-7108

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