COMPASS吉富Kind 迷走から集中へ、成長へ(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS吉富Kindのお友達、通い始めた一昨年の夏から半年、季節は冬になり2月を迎えた頃から変化が見られ始めます。
利用開始からずっと先生の指示に従い、着座姿勢を保ち、目の前の課題に集中することを目指していたのですが、なかなかすんなりと腑に落ちて行動してくれず、座ったと思えば離席、静かに集中していると思うと突然ウロウロが始まり、誰かと関わる場面では、つい乱暴な言葉を発してしまうお友達でした。

それが半年過ぎた頃からは、少しずつ意欲と学びの姿勢に変化が現れ始めました。
離席なく学習に取り組み、月日を追うごとに長い時間着座が出来るようになってきました。
人と対峙するときには少し緊張しているのか、険しい表情をしがちでしたが、いろいろな人と関わることで、少しずつ笑顔が増え、誰とでも話せるようになり、次第に言葉遣いも優しくなっていったと言います。
最初は聞いているのかいないのか分かりづらかったのですが、この頃からは、はっきりと相手の話を聞こうとする姿勢になってきました。

学習面でもずいぶん成長がありました。
少しの時間でも、着座できると機会を逃さず学んでいた読み書きなど基礎的な学習では、何度も、何度でもできるまで繰り返したことが功を奏し、現在はひらがな50音の読み書き、数についても10までの理解はしっかりとマスターできていて、保護者様の願っておられた平均的なレベルに近づいてきています。

驚きの変化はCOMPASSでだけでなく、保護者様によればご家庭でも見られているそうです。
お友達は長男で二人の弟がいるのですが、最近は彼らに対する態度が大きく変わったというのです。
男の子兄弟なのでケンカはありますが、喧嘩しても弟たちに接する態度が兄らしくなり、話し方や接しかたも優しくなったのだとか。
向き合って話そうとしても、これまでは話をまともに聞こうとしなかったそうですが、今はある程度お母様の言葉をきちんと聞いて、受け止めようとする姿勢が見られるようになってきているのだそうです。

お友達は本当に成長してくれました。
笑顔が増え、お友達の方から話しかけることも増えてきました。
気になる荒い言葉遣いもまだ時折見られますが、先生の声かけ程度ですぐに言い直せるようになっています。
まだ学習はあまり好きではないようですが、着座時間は大幅に増え、今では1時間以上座って取り組めるようになりました。
休み時間などでは、周りのお友達と仲良く遊べるようになり、すっかり人気者になっているのだそうです。

春には2年生になるお友達。
自分勝手な行動が出るときも若干認められるので、今後は活動におけるルールやマナーを重点的に楽しく学んでいけるよう取り組んでいきます。
並行して基礎的な学習はしっかりと反復しながら積み重ねていけるよう努め、学習に意欲を持って取り組めるように促しを続けていきます。

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