COMPASS松山GREEN 身近な総合的な取り組みを(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS松山GREENにお友達が通い始めたのは2年前の真夏でした。
目線が合わず、善悪の区別や危険への認知が甘く、また発語はあるものの会話には至っておらず、日常生活動作も未完成だったお友達。
総合的な取り組みで、通い始めて1年と4か月が経った昨年の11月になると、言葉で気持ちを伝え、意思を示すやり取りが少しずつ始まってきました。

日常生活動作のうち、COMPASSでは特にトイレの練習を根気よく繰り返しました。
お友達はトイレに行きたがらず、それでも繰り返し練習を積むと、今ではトイレに座るのを嫌がらなくなりました。
当初のお友達は先生と目も合わず、ポツンと一人で存在しているように、話しかけても、関わろうとしても何も感じないみたいで、周りにいるお友達にもほとんど関心を示しませんでしたが、この頃からは気になるお友達を目で追いかけるようになり、今ではお友達と関わろうと近づく様になってきました。

お友達の様子を保護者様も「言葉数が増え、簡単なやり取りができるようになりました。」と大いに評価していただいています。
ご家庭でも欲しいもは「ちょうだい」と言い、ドアを開けて欲しいときにも「ママ、あけて!」といった二語文が増え、嬉しいですとおっしゃっていました。
保護者様がお迎えに来られたとき「ご挨拶は?」と促すと、お友達は先生たちの目を見て「バイバイ」と手を振ってくれています。
余暇時間には、ままごとクッキングで、先生がリクエストしたメニューを作って「ハンバーグ!」と言ったり、「どうぞ!」と持ってきてくれる姿に、先生も胸いっぱいの喜びを感じているのだそうです。

当時から危険行為への認知が甘かったお友達ですが、今後は本格的にお友達一人だけで歩いて行動ができるように、安定した歩行を目指して行きます。
当初から見られていた袖を噛んでしまう行為も、保護者様から代替品のグッズを作っていただいてそれを使う様に促していくと徐々に減ってきてはいますが、完全に解消される様に工夫をして行きます。
現在はお気に入りのままごとも年上児のお友達にも参加してもらい、誰とでも同じようにやり取りができるように試みていて、お友達が好むままごとでの言葉のやり取りをして二語文につなげ、会話を楽しめるよう促して行きます。

成長へ向かう道はまっすぐどこまでも伸びています。
手を繋いで進むとき、ひとりが道を逸れて駆け出したり、もう一人が立ち止まったりすると歩調が噛み合わず、先に進めないときもあります。
まだ未解決の課題はあり、遊びから片付けの時間がきてしまうとお友達は泣き出すので、終わりの時間に音楽をかけるよう工夫すると、しばらくの間は涙を見せることはなかったものの、それも効果が薄れてきて、次の対策を考えているのだとか。
お友達と先生との歩みはいつも一進一退、それでもまた手を取り合って一歩先へとまた歩き始めます。

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