COMPASS守口 喃語から模倣への道のりは(2)

土曜日のCOMPASSです、
一昨年の夏から通うお友達は、言葉の発語がなく、離席も多く、動き回っていました。
お友達とは目も合わず、発するのは奇声のような喃語だけだったと言います。
言葉を獲得し、日常生活動作の向上を目指してお友達とのCOMPASSの活動はスタートしました。

まずはルーティンの流れを知り、お友達の習慣として定着していくことを目指し、来所してご挨拶を模倣するところから始まり、全ての動作に先生が付き添い、目も合わないお友達と向き合い、流れの最後は着座です。
何とか挨拶から着座までをやり遂げたと思った瞬間、お友達は教室のあちこちにあるものが気になったり、誰かが気になったりしてしまうと、途端に離席、気になるところにまっしぐらだったそうです。

COMPASSにも先生にも少しずつ馴染み、信頼を寄せていったお友達、この動作の繰り返しの中で少しずつ目が合うようになっていったと言います。
そして信頼が増していくにつれ、先生の話すことを受け止めようとする姿勢を見せ始めました。
自分が従うべき人と、お友達の関係を表す言葉をポジショニングといいます。
ずっと毎回練習していたルーティンは、ポジショニングが確立し、目も合うようになってから指示が通るようになり、離席も少なくなっていきました。

利用開始から7ヶ月の現在、型はめのマッチング、簡単な色の認識、数も書けるようになり、ひらがなを指でなぞりながら取り組むことが出来るようになりました。
言葉がお友達の言葉として発語につながるまでには時間がかかります。
50音のひらがな読み聞かせではす口の形を真似ようとするようになってきたお友達です。

毎回来所時からの流れで模倣から始まったトイレトレーニング。
ズボンや下着を脱ぐことも、便座に腰掛けることも、お友達にとって日常になったある日、便座に座って用を足すことができたそうです。
先生たちは手を叩き、それはもう大絶賛の嵐でしたが、それ以降お友達は徐々にトイレでの排尿も出来るようになってきました。

やがて、お友達に指示が通るようになり、先生とのコミュニケーションが取れるようになりました。
いろいろな課題にも興味を示し、率先して取り組むようになり、身振り手振りからですが、自分の意思を表現できるようになってきました。
見よう見まねから数字も書けるようになり、数の順序も100までの数字を理解できているそうです。
全くできていなかった言葉の理解も、数字の理解も、日常生活動作も、半年余りの中でここまで成長を見せたお友達です。

今、お友達は目を開き、目の前にあるさまざまな課題を拒否ではなく、受け入れようとす意欲いっぱいのキラキラの瞳で見つめるようになりました。
これからも会話でのコミュニケーションを目指しながら、お友達と色々なことにチャレンジしていきます。
そしてたくさん出来ることが増え、お友達の自信につながっていきながら、発生・発語を目指し、言葉での表現へと向上していけることを目指していきます。

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