COMPASS姫路 自信を育てるには…(2)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS姫路のお友達が通い始めて11ヶ月が過ぎ、お友達は小学校1年生の初めての冬を迎えます。
この頃になると、継続した促しで諦めずに課題に取り組んできたお友達に、成長の兆しを窺わせる変化が現れ始めました。

慎重なお友達はなんと答えたらいいだろう…、と考え過ぎて、スムーズな会話ができませんでした。
COMPASSでは、例えば絵カードを見ながら新しい言葉に触れ、先生の少し大袈裟な口の開け方、音の出し方に倣ってお友達も負けじと声を出して行きました。
人と同じ空間にいるだけでも気後れしてしまうお友達でしたが、余暇の時間にも先生は周りに人がいる場所にあえてお友達を誘い、おもちゃの貸し借りがあるときにはお友達の背中を押して「貸して」と言えるように機会を増やし、会話を促して行きました。

先生はいつもお友達の様子を気にかけ、苦手な活動が終わったときも嫌な気分のままで終わることのないように、達成感を得られるように配慮しながら関わっていきました。
その配慮や工夫の数々が、次第にちぢこまっていたようなお友達の体も心も大きく広げ、自信が伺える力強い行動へと変えて行きました。
お友達と自然に関われるようになってきたお友達は、気後れせず、言いたいことを伝えられるようになってきています。

お友達同士の関わりが楽しくなってきた頃には少し大人っぽい仕草を見せながら、名前を漢字で書くことや、本読みや月プリなど他の課題に対しても自信を持って取り組めるようになってきています。
保護者様もお友達の成長をご覧になり「切り替えはまだスムーズに出来ないときもあるようですが、以前より自分の気持ちを伝えられるようになり、コミュニケーションも活発になってきています。」と評価をしていただいています。

先生たちも通い始めた頃のお友達は、苦手な課題や難しい活動になると「・・・出来ない!」と拒否していたのですが、今では多少難しくても「出来ない」と言うこともなく、決して諦めずに、根気よく最後まで取り組めるようになっていて、大きな成長を感じているのだとか。
話すのは苦手、これも苦手、やりたくないなどと、たくさんできないことがあったお友達が成長した今、これから迎える未来の姿も楽しみになってきました。
多分いろいろとできるようになってきたお友達自身が、以前とは違う自分に戸惑っているのかもしれません。

これからは更にお友達同士で楽しくコミュニケーションをとり、自分の想いを自信を持って言葉で相手に伝えられることが日常になるよう願っています。
まだ切り替えには次男がかかることもあるので、今やっていることの終わりの時間が来たとき、速やかに次の行動への切り替えられるよう、気持ちの折り合いをつけられるようにしっかりと関わりながら導いて行きます。

COMPASS発達支援センター姫路
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