COMPASS高松.Jr スムーズな言葉・動作を目指して(1)

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松.Jrのお友達はこの春小学校2年生に進級しました。
COMPASSに通い始めたのは、就学前の1昨年の3月。
その時の困りごとのほとんどはコミュニケーションでした。
うまく自分の気持ちを伝えることができず、特に集団でのお友達との関わりが上手くいっていませんでした。
また、日常生活に必要な動作・作業にぎこちなさがあるのだそうです。

保護者様はお友達が集団活動に参加するとき、周りが気になり気が散るのか課題を終わらせられないことや、ルールやマナーを軽く飛び越えてしまうことを気にしておられ、また、相手の話を最後まで聞くことができず、同様に自分の思いを伝えられないことを心配され、改善を望んでおられました。

個別支援計画では、遊びや学習を通して自分の気持ちを表現したり、理解できる言葉を増やすことを目指しました。
聞き方の改善を目指し、まずは相手の話を着座して聞くことができるように導き、参加した集団活動や遊びの中でルールやマナーを学べるよう促していきます。

就学まで1年だったこともあり、学校生活への準備も兼ねて、まずは言葉の学びからスタートしました。
COMPASSのオリジナルプリントを使ってなぞり書きを練習し、文字と音の一致を確認しながらひらがなの理解を深めます。
また「ひらがなのうた」の音読や数唱、そして先生との活発なコミュニケーションで理解と実践力を高めていきます。

また、巧緻性に未発達なところがあったお友達。
集中して座って課題に取り組めるように指先の微細運動としてお箸の練習、更衣の練習などを繰り返し、折り紙や塗り絵などの簡単な作業も繰り返し、日々上達を図りました。

お友達は集団という環境では目の前の課題に集中できないようでした。
そこで同年代のお友達とグループを作り、小集団の中でルールのある遊びやレクリエーションなどの活動、そして静かタイムを実践しながら習得できるように取り組みました。

大抵は楽しく学習に取り組んでいるのですが、時折先生が学習を促す声かけをしたり、お友達にとって都合が悪くなる話になれば聞いていないことや、噛み合わない返事を返すこともあったのだとか。
そんなときは「どんな話だった?」と、先生は毎回聞き取っているかどうかを確認しなければなりませんでした。
同様に聞いているように見えて、実際に内容の把握ができていないこともありました。
そこで相手の話をしっかり聞く練習を開始します。

その1つは、一問一答形式で簡単な質問をして、お友達が答えるというシンプルな活動です。
また、言葉の意味から話の展開を広げられるように、文章を最後まで聞いて、間違えている箇所をお友達が指摘するという活動にも取り組みました。
こうして言葉と文章の内容の掌握を視野に入れた活動は続き、少しずつ改善が見られていったお友達です。
利用開始から1年が経過した小学校入学前には大きな成長となって現れます。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター高松.Jr
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