COMPASS須崎 目を開き、心を拓いて(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS須崎に通うお友達が通い始めて4年が経ち、お友達も小学校4年生になりました。
今年に入ってからですが2月頃からはお友達の成長を感じられる変化が見られるようになりました。

それまでは片時も手放すことがなかったミニタオルですが、活動中は手放して机や棚に置気、それまでより一層集中できるようになってきました。
また発語がなく、質問hnコミュニケーションをとることが難しかったお友達でしたが、この頃からは話しかけると反応を示すようになり、何らかの言葉を返すことができるようになりました。
不明瞭さの改善を目指して特に母音の多い絵カードに一生懸命取り組んできた成果も現れ、正しい発音で発語できるようになってきました。

日々の生活や学習の姿勢にも変化が見られます。
お友達はCOMPASSでも生活の流れやルールに沿って行動できるようになり、促しがなくても自分で着席して取り組めるようになってきました。
褒められることがとても嬉しいお友達、頑張ろうという意欲が見られるようになり、自分の名前の文字や、数字、色の認知の向上が見られるようになりました。
こうして先生と向き合って双方向での会話が日常の風景になっていきました。

コミュニケ-ションが取りやすくなると、先生とだけの関わりでなく、周りのお友達や色々な人へとお友達が意識する範囲が広がっていきました。
やがて、COMPASSのお友達が取り組んでいることにも関心を持つようになり、一緒に取り組もうとする様子が見られ始めます。
当初から願っていた人と一緒に過ごすことにも抵抗がなくなり、小集団の中に自分から入る様子も珍しいことではなくなっていきました。
大きな課題だった排泄についても、しぐさや指差しで先生に伝えられるようになり、トイレで確実に行えるようになっています。

保護者様の願いに届くまでに時間はかかりましたが、今ではトイレで排泄できるようになったことを喜ばれ、成功体験の積み重ねがご家庭でも発揮されて排泄面の成長につながるように期待されています。
COMPASSで周りの人やお友達との関わりを楽しみながら、コミュニケーションが取れるようになったことを喜ばれ、文字や数、色などへの認識が増え、継続して取り組んできたことの確かな成果として評価されています。


COMPASSでも、当初は意思疎通ができず、信頼関係を築くことも難しかったのですが、今ではしっかり先生への信頼も構築されています。
こだわりも手放し、学習では成果が上がるたびに賞賛されたことで、いろいろなものへの興味関心も広がり、意欲が向上するごとに離席も見られなくなり、お友達の世界が広がってきたようです。

スプーンから鉛筆まで手先のトレーニングに継続的に取り組んできたお友達は、最近では鉛筆で書くことへの関心が強くなってきています。
お友達の成長とともにともに過ごすお友達も増えてきて遊びの最中にも「いま(かき)って言えたね。」などとお友達の頑張りを認められるようになってきています。
そんな関わりの中で、お友達は余暇の時間帯には身近なお友達と同じ活動や動きを楽しみ、朗らかに笑うようになってきました。

たくさんの課題、そして習得する意欲がしっかりと育ってきたお友達。
日常生活が全て一人で行えるようになるまでトレーニングを続け、いろいろな経験をして、たくさんの刺激を受けて言葉でも自己表現できるように活動の幅を広げています。
お友達の目がしっかり見開かれ、世界はたくさん面白そうなもので溢れていることを知り、もっと知りたいと願う好奇心を育て、更なる成長を目指していきます。

COMPASS発達支援センター須崎
所在地:〒785-0036
    高知県須崎市緑町9-27 須崎保岡ビル2F
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