COMPASS佐賀中央 発語と生活の向上と(1)

水曜日のCOMPASSです。
2年前の年の初めから通い始めたお友達は、当時2歳。
お友達は、発語がほぼありませんでした。
促しても着座ができず、落ち着かず、物を投げたりと、ご家庭でもきょうだいへの乱暴な行動が見られたそうです。

保護者様は「語彙を増やし、発語できるようになり、相手の言葉を理解できるようになってほしい。」と希望され、そして、危険な行動について理解できるようになりし、弟やお友達に乱暴しないようになってほしい。」と願っておられました。

保護者様のご意向を受け、作成した個別支援計画は、まず語彙が増え、会話へとつながるように導き、最初は身の回りのことを先生に手伝ってもらいながら自分でできるようになり、やがて身辺孤立を目指していく目標が設定されました。

こうしてCOMPASSに通い始めたお友達、当時はまだ園にも通っていませんでした。
お聞きしていた通り、やはりお友達にはほとんど発語がなく、コミュニケーションは手探りでした。
そこで、まず発声練習から始めます。
あいうべ体操、ティッシュペーパーやかざぐるまをつかった息を吹く練習。
着座のやり方を教え、正しい姿勢の維持・活動への集中を図りますが、やはり気が散るのか離席を繰り返していました。
その都度声をかけるとともに、座る位置も気が散らないよう壁側を向いて活動できるように工夫してみました。

指示や説明を行っても、伝えたい言葉の意味が実は理解できていないケースが多いことがわかってきました。
驚かされる意外な場面では、余暇の時間にお友達が遊んでいるおもちゃを横から取り上げて投げる場面もありました。
そんな叱られる場面でも、なぜ叱られているのかの意味がわかっていないことも。

一つひとつ手探りながらお友達の言葉や人の様子、良い悪いなどについての認知を向上する試みも行われ、繰り返し、繰り返し何度も何度でもお友達に気づきがあるまで続けていきました。
そんな繰り返しの活動の成果が見られ始めたのは、利用開始から半年ほど過ぎた頃でしょうか。
日常の中でキラッと光る成長が見られ始めたと言います。
(後編へ続きます)

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