COMPASS枚方 心が成長するように・・・(1)

月曜日のCOMPASSです。
枚方に通い始めて6年目のお友達、ずいぶん成長した姿を見せるようになってきました。
何度かブログでもご紹介していますが、通い始めた頃、何をするときもお友達は激しく泣いてばかりでした。
当時のお友達は発語もなく、ただ泣いて感情を表し、ともすれば自分を傷つける行為をすることもありました。
COMPASSに慣れ、泣かなくなったのは、通い始めてひと月が過ぎた頃からでした。

当初の保護者様のご意向は「会話が出来るようになってほしい。」というものでした。
1年が経ち、年中さんになった頃、言葉に関してはオウム返しも残っていましたが、発語から単語、単語から二語文・三語文へと少し成長を見せ始めます。
やがて就学を迎えると、少しずつコミュニケーションが成立するようになり、学校生活でも楽しく学習に取り組む姿を見せ始めたお友達。
2年生からは、学校の授業の補完としてCOMPASSでも基本学習では反復学習で理解と定着を図っていきます。

算数は苦手な分野だったようですが、繰り返しの学習で掛け算の九九の暗唱ができるようになり、保護者様を驚かせた場面もありました。
この頃からは会話の習熟度も頑張りに比例して向上していきましたが、あまり人と関わる機会がなかったこともあり、距離感が掴めず、親しくなってきたからこそのお友達同士のトラブルの発生もあったのだとか。
そして現在に至ります。

今年、新しい支援計画の立案に際し、保護者様は「身の回りのことができるようになり、苦手なことにも意欲的に取り組めるようになってほしい。」といご意向を語られていました。
当初に比べるとずいぶん変化は見られているものの、自分の気持ちに折り合いをつけ、自制心を養ってほしいと希望されています。
会話ができるようになったことで起きてしまう人との関わりにおけるトラブルの解消を願いながら「人と適切な距離感をもって関わり、相手の思いも大切にしてほしい。道徳心を身に着けて欲しい。」という希望を語られていました。

COMPASSの個別支援計画は、苦手なことにも意欲的に取り組むこと、他者との会話を増やしながら適切な距離感で関わることが出来ること、人として大切な道徳心を身につけ、自制心と自己肯定感の向上を目指すことを目標としました。
そして、考えをまとめ、自分の意見を伝えることが出来るようになるという少し難しい課題も設定しました。
療育内容としては、学校の学習の補完・反復練習はもちろん、月例プリント、絵カード、ひらがなのおけいこ、かずのおけいこ、三葉の学習教材も取り入れて、お友達が取り組みやすく、受け入れ、自分で考えるといった教材を取り入れます。

以前と比べると頻度は減っていますが、壁にぶつかったとき癇癪を起こすことで感情を整理しようとする行動が現れることはまだあります。
また、気分がノリノリのとき、テンションが上がり、悪ふざけや行き過ぎた行動も見せることがあります。
そんな場面では、先生は癇癪を起こしたお友達に冷静に話しかけ、落ち着くように促します。
押し付けられたと感じることのないように、活動の際には先生が指示をして動くだけでなく、お友達に考える機会を提供し、どれをどうしようかと話しかけ、自分の選択で行動を決めるという手段を取るように心がけました。
これらを解決すべく、あたらしい取り組みを開始したところです。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター枚方
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    大阪府枚方市堂山1-44-10
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