COMPASS中津 人生を変える習慣へ(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津に通うお友達は4月から小学校3年生になりました。
日常生活動作ではできることに偏りがあり、片付けができず、お箸も使えません。
手洗いや歯磨きといった衛生を保つ行動も習慣化できていません。

発語はあるものの、乱暴な言葉遣いが目立つと言います。
離席が多く、落ち着きなく動き回り、食べながら歩くこともあるのだそうです。
家の車のボンネットや屋根部分に登りジャンプして飛び降りるような危険行為も見られます。
読み書きもできておらず、学校ではお友達ができないのだとか。
かわいいシールや好きなおもちゃなどがあると黙って持って帰ることもあるのだそうです。

保護者様は「乱暴な言葉遣いが改善され、状況に合った言葉が使えるようになって欲しい。」
「コミュニケーション能力が身に付き、お友達を作って集団で遊べるようになって欲しいと願っておられました。」
「声掛けをしても歯磨きなどをしないまま登校するので、衛生面を意識できるようになって欲しい。」
「お箸が上手く使えず、手で食べることがあるので、お箸が使えるようになって欲しい。」
「自分で整理整頓が出来るようになって欲しい。」とたくさんの願いをCOMPASSに託されました。

個別支援計画では、まずお友達がCOMPASSに通うことに慣れ、活動を通して自分で出来ることを増やし、身の回りのことを整えられるようになることを目指します。
そして、言葉の理解を目指し、コミュニケーションがスムーズに取れるようになることを目標とします。
日常生活でお友達が見せる困りごとは、すべて自分中心の発想からくると考えられますが、それまで慣れてきた生活習慣を受け入れるためにはがかかりそうです。
そして昨年1月、お友達の技能向上、心と社会性の成長を目指したお友達の療育が始まります。

集団活動が苦手なお友達に2人~3人の小集団から活動に入るように参加を促すことから始めますが、ほとんど拒否されることが多かったそうです。
読み書きができるようにと、なぞり書きや職員と一緒にあいうえお表の唱和に挑戦してみます。
ところがこれも嫌がり、顔を伏せたり、離席するなど拒否を示し、集中して取り組むむことができません。
何度も声をかけ、取り組めるときには、お友達ができない所があっても無理強いすることなく、繰り返し挑戦していきます。

片付けができないお友達、COMPASSでもあるものを確認せずにザッと入れてしまい、そのまま持ち帰ってしまうのだとか。
ぞこで、片付けの際には、しっかり自分で確認して自分の持ち物の判断ができるように、片付けの時間を長めにとるように心がけました。
お箸を正しく持ち、食事できるようにと、箸でビーズなどを器から器に移す練習も繰り返し、上手に箸づかいができたときには先生は最大限の笑顔で褒め、お友達を励ましていきました。

手洗い、うがいの習慣もないお友達。
COMPASSのルーティンでは来所後すぐに手洗いとうがいをする項目があります。
お友達も小走りに手洗いとうがいに行くような素振りをせますが、実際には洗わず戻ってくることが多かったそうです。
その度にちゃんと洗おうねと促し、できたら褒める、この流れを繰り返しました。
日々声掛けを継続し、長期休みにの際には、歯ブラシセットの持参で食後の歯磨き習慣の定着を試みました。
当たり前のように歯みがきを促し、先生がお友達に寄り添って歯みがきのやり方を教えながら実践していきました。
(後編に続きます)

COMPASS発達支援センター中津
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