COMPASS熊本東 泣き止んで笑顔へ(1)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本東は同じ建物で児童発達支援と放課後等デーサービスの2つが並んで運営されています。
その児童発達支援に通っていたお友達は、春からはお隣の放デイに通うことになりました。

お友達は目から入る刺激を拾って敏感に反応する傾向があり、動きが多く、衝動性も見られました。
言葉の獲得がゆっくりだったため、自分の思いを言葉より動きで表現しようとしがちですが、なかなか伝わりません。
感情が乱れると激しく泣きだし、席に着けないこともあります。
泣いてパニック状態になると、興奮状態が沈静せず、30分以上も泣きやまないこともあります。
またお友達には独特の感覚の過敏さもあり、人に触れられる感覚を痛みと感じ、痛いと訴えることもあるのだそうです。

保護者様は放デイのCOMPASSに「放課後等デイサービスの新しい環境に慣れ、療育活動に参加し、お友達や先生との関わりを学んでほしい。」という思いを話しておられました。
児童で先生たちの顔も少しは知っていたお友達ですが、同じ建物の隣の部屋といっても時間帯や部屋の様子など全てが違っています。

COMPASS放デイでは個別支援計画の最初の目標を放デイの環境に慣れて、お友達や先生と楽しく話せるようになり、活動にも楽しく参加できることもを目指すことに置きました。
そして新しい環境に慣れ、楽しく過ごしながら言葉の学習も継続し、自分の気持ちを言葉で伝えられることを目指していきます。

児童から通っているお友達ですが、来所時のCOMPASSのルーティンはまだ先生の声かけでの促しと見守りが必要でした。
玄関に着いてから着座するまでの流れをお友達がスムーズにできたとき、見守りの先生は「ちゃんとできたねー!!」と褒め、やる気や自信につながるように励まします。

お友達がやりたいと主張するのはいつも余暇の楽しい遊びです。
放デイで最初に選択した課題は「運筆」「ビーズ通し」「ハサミ」「のり」「あいうえお唱和」「機能訓練」などです。
遊びたいお友達ですが、先生は「早く課題を終わらせて、その後で遊ぼう!」とその日の学習活動を提示し、学習が終わってから遊ぶイことを楽しみに、見通しを持つことを促していくことにしました。

言葉で伝えることが苦手なお友達は、児発の頃は「遊びたい」といった思いが通らないと泣いたり、パニックになったりして自己主張をしていましたが、放課後に写った頃からは、やりたいことを通そうとしてパニックになることは見られなくなりました。
一方で、まだ急に触れられることを嫌がる感覚過敏は解消されていません。
そこで、先生たちはお友達の方から自発的に触れてくるときには、心を込めてハグをしたり、触れ合いを楽しめるように積極的に関わることを心がけていきました。
放デイに通い始めてからわずか3ヶ月のお友達ですが、実は就学した頃からいつも活発に賑やかに動くといった印象がガラリと変わったのだそうです。
(後編に続きます)

COMPASS発達支援センター熊本東
所在地:〒862-0970
    熊本市東区渡鹿8丁目9番22号
連絡先:096-321-6788

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧