COMPASS宿毛 言葉が上達するために(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS宿毛のお友達が通い始めて2ヶ月が経ちました。
この間来所するたびにお友達は言葉を学び、文字の読み書きを学び、また周りのお友達と一緒に活動することで人との関わりを学んでいきました。

ですが、楽しくカードの模倣をしても、面白く絵本の読み聞かせを聞いても、人と関わろうと道筋をつけても、今日やって明日結果が出るようなわけではありません。
それまでは会話しようとしても、うまく伝わらなかった経験がお友達に辛い思いを残し、積極的に自分から関わりを求めることはありませんでした。

集団で人と関わることに少し抵抗があったお友達に、先生は周りのお友達がお友達の存在を受け入れ、抵抗なく遊べるようにと、聞き取りづらい言葉があれば説明し、充分に気持ちが伝破らないときはお友達の気持ちを代弁するなど、円滑な交流ができるように配慮を欠かしませんでした。
また相手の言っている意味を理解することができるように、聞く姿勢・言葉の意味の理解を実践の中でサポートしていきました。

お友達と先生は、日毎これらの活動を繰り返し、何度も、何度でも、わかるまで、できるまで、根気よく取り組みを続けていきました。
継続は最大の学びを得られる行動ですが、幸いにもお友達は毎日利用できたことが成長への後押しとなりました。
やがて、少しずつカードの発音を真似る声が正しい発音に近づき、絵本の文字を指でたどりながら音と文字が一致しだし、単語の意味が手のひらに載っているように理解できていきました。

6月に入るとお友達の様子が変わってきました。
自分から駆け寄っていくとまではいきませんが、周りのお友達が楽しそうにしている輪の中に自分から入っていこうとする様子が見られるようになってきました。
当初に比べると圧倒的に語彙数の増加、発音の明瞭化が進んできて、保護者様からも「少しずつ語彙数も増え、聴き取りがしやすい言葉が増えてきているようです。」と、言葉の成長を評価される言葉をいただけたのだそうです。

これでようやくスタート地点にこぎつけたと先生は語ります。
就学に向けてまだまだ基礎固めをすべき課題は残っています。
COMPASSでは、引き続き、聞き取りやすい発語の明瞭化と、読み書きだけでなく数の認知など、小学校入学に向けての学習面での取り組みを継続していきます。

なぜなら、お勉強がわかると学校は楽しいところになり、お友達がたくさんできて楽しく過ごせると、学校はさらに楽しいものになるからです。
まだまだ語彙を伸ばし、言葉の応酬の学びを続け、いろいろなお友達と一緒に過ごせるようにコミュニケーションの成長を願いながら、毎日の活動で丁寧に関わっていきます。

COMPASS発達支援センター宿毛
所在地:〒788-0000
    高知県宿毛市宿毛5380-1
連絡先:0880-63-1738

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