COMPASS JUMP! 時の流れを意識して(2)

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS JUMP!にお友達が通い始めてから5ヶ月が過ぎ、新しい年を迎えます。
この頃にはお友達は先生の説明に耳を傾け、提示された課題に素直に取り組める場面が増えてきました。

周りの人や音、何か違った様子に気が散りやすく、一旦夢中になれることがあると、もう学習どころではなく、全く振り向けないお友達でした。
これに対して先生は、時計やタイマーを活用し、自分で時間を意識して区切りをつけ、切り替え、次の行動につなげられるように促しを続けていきました。

始めの頃のお友達は、約束した時間が過ぎようが、タイマーが鳴ろうが、なかなか次の行動につなげられませんでした。
COMPASSに来るたび、何度も、何度でも、毎回時間を意識するように働きかけていきました。
やがて、少しずつ、そして今では自分で時計をみて行動できる場面が増えてきたといいます。

ようやくお友達の切り替えアイテムのタイマーや時計を通して、お友達は時間をはっきり意識できるようになってきました。
驚くことにそればかりでなく、自分のみならず、周りのお友達にも時間を意識するように率先して声をかける姿も見られているのだそうです。

時間を味方にできるようになってきたお友達は、周りの様子もよく見えるようになってきました。
先生たちの動きを見て「次はこうなるので、こうしておこう。」と予測して準備できるようになり、他のお友達にも次の予想を教えて準備を促すこともあるのだとか。

保護者様はJUMP!に通い始めてまだ1年にもなっていないお友達が、周りのお友達との関わり合いも上手になってきていることや、上手に気持ちを切り替られるようになってきたことをとても喜んでいただいています。
先生から客観的に見ても、自己中心な行動から1歩も2歩も成長した姿すら見せるようになってきました。

例えば1つの活動が終わり次の活動に移るとき、すでにお友達は準備も済ませて待っていても、他のお友達の準備が済んでいないときは、片付けや準備を手伝って、みんなが遅れることなく次の活動に間に合うように配慮することも珍しいことではなくなっています。

お友達が通い始めてから来月の新学期を迎える時期には2年目を迎えます。
とても賢く、人への気配りも素晴らしく、優しくて頼り甲斐のある一面を見せる一方で、実は集団活動のゲームではルールを自分に都合の良いように曲解し、ルールを捻じ曲げてしまう様子もたまに見かけます。

しっかりと切り替えや学習にも取り組めるようになって、時間にも対応できるようになってきたお友達ですが、これからは、そんな自分にだけ甘くしてしまうことがないように、しっかり社会性を理解して社会のルールを守れるように導いていきたいと思います。

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