COMPASS諫早 癇癪から笑顔へ向かう道(2)

木曜日のCOMPASSです。
挨拶もできず、思いどおりに行動しくてなかなかルールやマナーを守って行動できなかったお友達。
思い通りにならないことや気に入らないときは、決まって癇癪を起こしていました。

その一方で毎週5日欠かさず来所して頑張る姿を見せていました。
毎回決まったルーティンを実践しますが、学習活動の終わりの荷物の片付けは苦手で、先生の指示を受けながら少しずつマスターしていきました。

集団活動では挨拶から始まる活動のルールやマナーを受け入れられず、皆と同じように行動することに抵抗を示していました。
繰り返し、繰り返し、何度も、何度でもお友達が自分のこととして受け入れるまで、先生はそれが当たり前の習慣となるまで諦めずに取り組みました。
そして半年が過ぎた頃にはようやくそれまでの諦めない活動が身を結び始めます。

以前は集団活動のゲームで負けると「もうやらない!」と癇癪を起こし、なかなか気持ちが鎮まらず、切り替えるまでにかなり時間がかかっていました。
半年が過ぎた頃には、以前ほど激しい癇癪を起こすことは見られなくなり、勝ち負けにこだわらず結果を受け入れ、すぐにまた活動の列に並び笑顔で順番を待てるようになってきました。
今では心から笑い、お友達同士と関わって笑顔で活動に参加する姿が見られるようになってきました。

保護者様も「以前は自分の思い通りにならないと癇癪を起こし、気持ちの切り替えがなかなか出来ませんでしたが、最近では、癇癪を起こすことも少なくなり、癇癪を起こしても、気持ちを切り替えられる時間も短くなってきました。」と成長を喜んでおられます。

たくさんの成長を見せ始めたお友達ですが、まだ日常生活動作は完璧だとは言えません。
また言葉や会話の訓練を通して、今よりもっと自分の思いをスムーズに伝えられるようになって欲しいと願いながら言葉の学びを続けています。
長時間の着座姿勢の維持もまた課題の1つです。
学校の授業時間の45分間落ち着いて座り、しっかり集中して先生の話を聞き、授業を理解できるように導いていきます。

COMPASS発達支援センター諫早
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