COMPASS鹿児島 活動の取り組み方を学んで(2)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS鹿児島のお友達は、通い始めてから3ヶ月ほど経つと、成長のカケラが少しずつ見えてきました。
利用を始めたばかりの頃は、着座を促してもあっという間に離席を繰り返していたお友達。
何か目についたり、人が動くのが気になったり、その時々、気分の風がどこへ向くのかで、離席したり、走り出したりと、落ち着いて何にも取り組めない日々が続きました。

写真はイメージです


COMPASSはお友達の好き勝手に行動していい場所ではないことを教え、活動時間には与えられた指示に従って行動しましょうと、もう何度繰り返して伝えたことでしょうか。

それでも先生が活動の説明をしている間も、落ち着いて耳を傾けていられないお友達でした。
座って取り組む活動の中でお友達が好きな活動を提供してみても、すぐに興味関心があらゆるものに移り変わるので、1つの作業を完了させることも難しかったといいます。
それが3ヶ月経った頃からは、少しずつ自分の気持ち優先の動きから、興味あるものにすぐに動くのではなく、先生の様子を確認するような場面が増えてきました。

写真はイメージです


実は今でもあちこちに興味が移る、気が削がれる傾向に変わりはありません。

今も活動中、お友達の視線がキョロキョロし始めると、先生がすかさず「今は何をする時間か」という認識を促してしっかり意識できるように促しています。
そして離席のたび、手が止まるたびに、何度も「今何をする時間か」という活動を再確認し続けてきました。

最初は声かけに気づかないところから始まり、声かけに気づいても動きをやめられない状態がしばらくあり、そこから立ち止まるようになり、指示された活動に意識を戻そうとお友達の中で葛藤が見えるようになり・・・
あらゆるものへの興味関心を向く様子は変わらず、キョロキョロすることもあるのですが、当初のようにいきなりの離席や、先生が話している途中でも動き始めるようなことはなくなってきました。
やがて、今では先生の話を最後まで聞いて活動に取り組めるようになり、言葉への理解もできて、指示が通りやすくなってきたといいます。

保護者様も話を最後まで聞くことができなかったお友達が、変わってきたと話しておられました。
今、何をしてるかの認識は出来てきているようだと話され、認識ができるようになってきてからは、衝動的な動きは少しずつ落ち着いて来ていると評価してくださっています。
また、周りのお友達や先生とのコミュニケーションも積極的に取れるようになっているように見えることを喜んでいただいています。

先生たちから見てもあれほど衝動性が強く、感情の起伏も激しかったお友達が少しずつ落ち着きも出てきて、感情の起伏も収まってきていると話しています。
一切勝ちを譲れなかったゲームへのこだわりも落ち着きを見せ、大泣きすることや途中で棄権する頻度もほとんど見られなくなっています。

目で見える行動が変化してきたことは言葉の習得にもつながっているようです。
カードを活用した語彙の獲得や、お話を聞く練習、応酬するなどの練習では、当初と比べると随分発語から会話に繋がるようになってきています。
これからはもっとスムーズに会話に参加できるようになり、速やかに指示を理解して感情を抑制した行動ができるようになってもらいたいと願いながら活動を支援していきます。

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