COMPASS坂出 取り組む姿勢を(2)

金曜日のCOMPASSです。
それはCOMPASS坂出のお友達が通い始めて3〜4ヶ月が経過し、夏真っ盛りを迎えた頃。
お友達は明らかにそれとわかる変化を見せるようになってきました。

利用し始めた頃のお友達は自分のボディ・イメージが掴めておらず、思う通りの動作がスムーズにできませんでした。
不注意から左右の靴を間違えて履いてしまったり、日常的な動作でも不器用さが目立ったといいます。

その流れで机上の学習活動でも集中が伴わなかったり、散らかしたものを片付けるのも、ひどく大変なことになってしまったりという状況でした。
自分のことだけで精一杯だったためか、お友達の視点は常に自分に向いていたようでした。

COMPASSの運動遊び・運動療育を取り入れ始めると、ボディ・イメージを掴むことにも円滑さが見られ始め、緊張せずに集中できるようになり、目配りにも変化が顕れ、運動の際には課題に集中できる時間が増えていきました。

身の回りに意識を向けた状態の注意の持続や転換も難しいことではなくなってきたのか、周りのお友達との積極的な関わりも始まっています。
白熱するゲームや試合などでも、親しく交流しているお友達へ『頑張れ』と声援を送っているお友達です。

これまでのお友達の成果をご覧になった保護者様は、やるべきことの理解はできているようですが、実際に挑戦をすると上手くいかないこともあるみたいだと評価しておられます。
それでも、以前は上手く行かなかったことはすぐに諦めていたものが、できるまで挑戦する姿勢に変わり、できたときには嬉しそうに拍手やガッツポーズをしながら気持ちを表現することもできていると成長を喜んでおられます。

COMPASSでの日常の様子でも、運動の待ち時間に周りのお友達を応援しながらしっかり観察しながら自分の順番を待つ様子が見られています。
お友達から「◯◯さん運動するよ!」と声をかけたり、「〇〇さん、これができるって凄いなあ!」などと相手の名前を口にしてから要望や気持ちを伝えることができるようになってきました。

ですが、今もまだ衝動的な行動が見られることはあります。
ただ、頻繁に声掛けや注意を促し続け、事業所内では歩くということを意識できるようになったり、先生から説明を受けているときは視線を合わせることなどをしっかり意識して行動できるようになってきました。

時間がかかっていた余暇時間から運動への切り替えも声をかけることでスムーズになってきています。
気の合うCOMPASSのお友達と一緒だと、ついテンションが上がって大きな声を出してしまったり、距離感がかなり近くなることがあるため、場面によっては都度注意喚起しています。
そんな注意を受けても素直に受け入れて、「何が良くなかったかな?」など考えることができるようになったことも大きな成長です。

これからもお友達のペースを守りながら、落ち着いて行動すること、必要な行動がとれるようになること、必要な箇所に視線や気持ちを向けてやるべきことを把握できるようになることなどをしっかりとやっていけるように促し、丁寧に取り組みを続けていきます。

COMPASS発達支援センター坂出
所在地:〒762-0038
    香川県坂出市笠指町3-1 いなだビル1F
連絡先:0877-85-9368

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